長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2009年7月27日月曜日

ピリオッドの謎

以前話題にしたかどうか忘れましたが、私は古代文明に興味があります。エジプトのピラミッドとか王家の谷とか、時々テレビでやるのを見るんですが、今NHKでエジプト文明について特集していて、ピラミッドはどうやって建造したのか科学的に検証したり実に興味深いものがあります。重機などの無い時代、人力だけでどうやって巨大建造物を造ったのか。人の一生ほど時間をかけて、何十トンという石を運び、作り始めてから完成するまで全貌を知らずして亡くなった人もいたはずです。その壮大なスケールには脱帽です。7000万年以上経ち、当然時の権力者も平民ももうこの世には存在しない訳ですが、建造物だけはその歴史の生き証人として現存している。それだけでため息が出るのは私だけでしょうか。ロマンというか何というか…
ちなみに、ピラミッドに使われた石ですが、一つ60トンのものまであったのでどうやって組み立てるのか、運ぶのかが議論になっていましたが有力な説はありませんでした。そこである建築家が建築の視点で検証していき、ピラミッドの外郭にある小さなくぼみに注目します。それは運んだ石を方向転換するためのスペースで、ピラミッドの内部に通路を作り石を運搬していたことを裏付ける、有力な手がかりとなりました。…もっと様々な謎が解明されていく期待に、私は大きく胸を膨らませております。
…巨乳ではありませんよ!!…て誰も言ってませんね。すいません…

2009年7月26日日曜日

リアル会心の一撃

あれは小5くらいの頃の話です。理科の教材で豆電球セットがクラス全員に配られたんですが、懐中電灯を手作りできるし初めて銅線をいじったりできるということで男子の憧れでもありました。で、予備用なのかわかりませんけど一個だけ先生が引き出しの中にしまっていたのを見ました。そしてある日の放課後、他にも予備の存在に気づいた人がいたんですね。クラスのカズヒロ君が、誰もいないと思って先生の引き出しからこっそり拝借しようとしたところを他の友達に見つかり、現行犯逮捕されて担任の先生にこってりしぼられていました。反省もしていた様だし先生も親に連絡まではしなかったみたいです。
普通はそこで終わるはずですが、第一発見者が正義感風を吹かせて、というかほとんど面白半分ですけど「これはお母さんにも報告しないと本人のためにならない」とか言い始めて、カズヒロ君とクラスの男子5,6人を集めて彼の家に事を報告しに行くことになりました。…カズヒロ君、完全にさらし者ですよね。彼の家に着き、第一発見者が玄関先で「実はカズヒロ君が理科の教材を万引きしようとしたところを発見しまして…」と言いました。これを「万引き」というのかちょっとわからないですけど…まあ細かいところはさておき、お母さんは話を聞くなり「お兄ちゃん!、こっちに来なさい!!」とカズヒロ君を怒鳴りつけました。そして泣きながら「お母さんは、あんたをそんな子に育てた覚えはないよ!、情けない!!」と言い終わるか終わらないかの瞬間!

ズガン!!

正座していた彼の足首をめがけてお母さんのパンチがおもいっきりヒットしました!! ドラクエでいうところの会心の一撃ですよ。我々がしゃしゃり出なければこんなにしかられることも無かったのにと逆に同情さえしました。私も高見の見物の一人ですから偉そうなことを言えた義理じゃないですけどね。
…そして次の日、学校に行ったらカズヒロ君の足首にはなんと、包帯が巻いてありました。そのあまりのあり様から、彼はその日からこう呼ばれました… 「ロケットパンチ」と…。親にゲンコツされたことはありますが、あれほど強力な一撃は生まれて初めてみました。恐るべし、ロケットパンチ。

2009年7月25日土曜日

やっぱり私の原点は…

私が所有していたファミコンゲームシリーズ。

イーアルカンフー

コナミの名作で名前の通りカンフーアクション・ゲームです。五重塔で待ちかまえるカンフーの猛者たちを、主人公リーを操り、突きや蹴りを駆使して倒していきます。十字キーを組み合わせることで上段蹴りや跳び蹴り、壁を背にして三角蹴りなども繰り出せます。棒使いのワン、火炎使いのタオ、鎖使いのチン、手裏剣使いの女拳士ラン、空中を飛び回る最強の拳士ウー、これらを倒すと、画面中央のドラを「ヴェ~~ン」と鳴らすことができます笑。(一応、ウーがボスなんですね)
私が小6の時のゲームですので、小学生でも男子は特におバカなもので女拳士ランの股間に下段突きをして「何とかパンチ」とか言ってたのを思い出します。このパンチをわかってくれると若干テンションがあがります。そんな(どんな?)イーアルカンフーですが私はかなりやりこみ過ぎて、なんと100面まで行ってしまいました… 確か電源を入れている時間が長すぎて途中でフリーズしたこともありました。あの時の集中力は子供ながら素晴らしいものがありましたね。今はまるでないですけど…
どうでもいい話ですがその当時、私は二階の番人、火炎使いのタオに似ていたことから、先輩にタオと呼ばれていました。

2009年7月21日火曜日

ほめ殺しではない

みなさんご察しの通り、ブログ更新が停滞気味なのはドラクエ9のせいです。でも熱中するほどやってもいないんですよ。私は何かの合間に10分~15分ぐらい時間が空いたときに、ちょこちょこやる程度です。
「そんな感じでゲーム、ちゃんと進めれるの?」なんて疑問もあるかと思いますが、そこはかなり考え込まれていて、大丈夫です。通勤や通学途中とかでもすぐに冒険を始めたり、中断したり簡単に出来るようになっています。今までのRPGは、本当は冒険を中断したいのに、知らないうちにイベントシーンに突入してしまい、見てる時間がなくて泣く泣く電源を切るしかない、なんてことがよくありました。で、また同じシーンのやりなおし。イライラ感しか残りません。が、ドラクエ9は自分でアクションしないかぎり勝手にイベントが進行しないので、数分もあればすぐに保存することができます。私のようなプレイスタイルにも十分対応できるわけです。
…それともうひとつ便利なところ。ドラクエ9はキャラクターがレベルアップすると、スキルポイントというのが与えられて、それを自分が極めたいモノに割り振ることで、新たな剣術や呪文を習得出来るのですが、急いでいるときになんかは、何に何ポイント割り振るとかじっくり考える時間はありませんよね? なので後から自分の好きなときに割り振れるようになっているんです。これでうっかりミスも防げるというものです。
賛否両論のドラクエ9ですけど、私には今のところ「賛」しか思いつきません。いやあ、原作の堀井雄二さんは、絶対に天国にいけますよ。ホントに。こんなものを世に出してくれて。

2009年7月15日水曜日

機動戦士ハンサム



アメトーークDVDの④⑤⑥巻が発売されました! 例によって予約していたので発売日の今日、届きました。まだ④巻しか見てませんが、④巻の内容はガンダム芸人VS越中詩郎芸人、ハンサム芸人、上島竜兵会、映像特典はおぎやはぎ小木の「芸能人じゃない名前を言うゲーム」です。
基本的にアメトーークは私とほぼ同世代の芸人が中心に盛り上げる番組ですので、私にはめちゃめちゃストライクなんです。ホントにどストライクもいいところです。ガンダムも新日本プロレス(越中詩郎)も私が子供の頃に流行っていたものですしね。ただガンダムは小学生の時に3,4回再放送を見ましたが、内容はさっぱり理解できませんでした。ガンダムはただのロボットアニメではなく、人間同士の戦争の兵器としてロボットが用いられてるだけですからね、小学生にはわからなくても当然です。新日本プロレスの中での越中詩郎は、新日本プロレスのエース達が表のヒーローなら、裏の方、反抗勢力の側です。でも、かなり地味目でした。得意技がヒップアタックですからね。私は好きじゃなかったですが、アウトロー好きにはファンもいた様です。
…ほんの触りですが④巻はそんなところです。

2009年7月12日日曜日

スーパーハイテンション


ついに待望のドラクエ9を入手しました! 予約注文をしてたので昨日、発売日にしっかり届きました。まだ1時間ほどしかやってませんが、想像していた以上の完成度にこの段階ですでに満足しております。
当ブログで散々騒いでいた、「タッチペンのみで操作出来るのか?」ですが、発売前の情報からは全く事実をつかむことが出来ずにいました。実際に電源を入れるまではわからなかったんです。で、結果としては我々のようなユーザーに合わせてかどうかはわかりませんけど、きっちりサポートされてました。タッチペンでも十字キーでも、全ての操作が可能です。…これでラクにドラクエできます!!
まずは、頭をからっぽにして遊びたいので攻略サイトを一切見ずにプレイしたいと思います。ドラクエⅠとかのファミコン時代はネットはおろか、攻略本というカテゴリすら存在しませんでしたからね。あの頃を懐かしむ意味もあります。…誘惑に負けなければの話ですけどね。
そういえば、ハイスコアというゲーム雑誌が、無断でドラクエⅡの完全攻略をして裁判沙汰になったのを思い出します。結果ソフト製作側が勝訴するわけですが、私に言わせるとこの裁判によってテレビゲームが単なる「遊び」の世界から、エンターテイメントとして小説や映画と同じように世に理解された瞬間でもありました。単なるインベーダーゲームのうまいやり方、ではなくインディー・ジョーンズの結末ばらしとして捉えられたわけですね。
かくして、ピリオの冒険の扉は今、開かれた!!

2009年7月10日金曜日

プロフェッショナル

某日某所、鼠男と鼠娘に会ったときの話です。彼らにはもう一人お付きのお姉さんがいて、その人が彼らの口となりふれ合うことになったのですが、短時間で混雑せずに構内全ての人とふれ合うための合理的な方法として彼らは二手(鼠男&お姉さん、鼠娘は単独)に分かれて行動していました。最初に私は鼠男組に会い、子供の頃から親しみのある彼が目の前にいるということで、お姉さんのもりあげもあって年がいもなくテンションもかなりあがっていました↑。次に単独行動の鼠娘に会いました。彼女はお付きがいませんから、全てパントマイムで補わなければならないので大変そうでした。クルクル回ってエヘッとかやっても所詮は無言。しかも鼠男は鼻でチューをしてくれましたがそれはお姉さんのお膳立てあってのもの。結局変な空気のまま、鼠娘は去っていきました…↓ それは、鳥居みゆきの扱いに困る芸人さながらですね。
空気のことはこの際どうでもいいですけど、すごく感銘を受けたのは彼らのエンターティナーたるその姿勢です。たまたま私は控え室らしきところへの帰りしなに、鼠たちに会ったんですが、もうへとへとに疲れてるはずなのに手を抜かないばかりか、入室の瞬間まで彼らは手をつなぎながら、こちらに手を振り続けていました… プロ根性ですよねぇ… 思わず私は「バイバーーイ!!」と叫んでしまいました。…鼠男と鼠娘、そしてお姉さん、夢と感動をありがとう。

2009年7月8日水曜日

ピリオの耳にピアス

ミス・ユニバース・ジャパンのナショナル・ディレクター、イネス・リグロンという方を皆さんご存じですか? 簡単に言うとミス・ユニバースを目指す日本人女性を育成する役目なんですが、イネスが日本のミス・ユニバースを手がけたことで、2006年には知花くららが世界第2位、そして翌年の2007年には森理世が世界第1位の快挙を成しえました。その功績を称えて、イネス・マジックなる言葉が生まれたんだそうです。美とは無縁の私が何故この人に注目したかというと、エチカの鏡という番組で特集されていた、キレイになるための7箇条の中の一つに、美を目指す目指さないに関わらず興味を持ったからです。
ミス・ユニバース・ジャパンの門を叩いた女性にまずはじめにさせることは、自己アピールなんだそうですが、日本人は照れたり謙遜することに美学があると思っていたりして、なかなか引き出せません。そこでイネスは自分のチャームポイントを10個挙げて、紙に書き入れらせるんだそうです。こういう成功者の話ってどこか共通点があると思うんですよ。だから私も同じように長所を並べてみたら、何かしらプラスになるんじゃないかということで、早速10個挙げてみたいと思います。劣等感の固まりみたいな私に出来るかどうかわからないけど、やってみます。

私が思う、私の長所
・人に優しい
・仲間・友達が多い
・いじり易い
・順応性がある
・福耳
・辛抱強い
・責任感がある
・基本的に真面目
・パソコンがそこそこ出来る
・好き嫌いしない

…けっこう難しいもんですね。短所なら滝のように出てくるんですけどね。他人の評価と自己評価がどれだけ違うかを比べるのも面白いかもしれません。長所は短所の裏返しでもあるから、人によってはこれを私の短所だという方もいるでしょう。人に優しい、ということは逆に言うと自分は人に厳しくされるのが嫌だから優しさを演出してしまうのかもしれません。人との関係に波風が立つと自分にも被害を被りますからね。…そういう風に考えるか、それとも素直にとるかはこれをみてくれた方の評価次第というわけです。
…ただし、福耳は福耳ですからね笑 ピアスの穴が開けにくいですけど、私にピアスの穴の心配など無用ですよね。…辛抱強くて、いじられ易くて、好き嫌いしない… 完全にMっ気全開ですね笑

2009年7月5日日曜日

レジェンド オブ メロン

これは笑い話になるだろうと思ってする話ですが、私が学生時代、担任の先生が家庭訪問にきたときのことです。私が通っていたところでは夏休みに家庭訪問は行われるため、ちょうど我が家へ帰省しているときにあわせて来ることになりました。いつも我が家はすぐに見つからないらしくその日も時間がかかるだろうと思っていましたが、ほぼ予定通りの到着でした。何だか今思うと父の自衛官時代の話に花が咲き、いや先生が咲かしたというべきか、とにかくそこに終始した記憶があります。確か1.2時間で帰ったと思うんですが、まあ、そこはあまり関係のないことです。

話はその後のことになります。先生がきたときに母が冷蔵庫に冷やしてあったメロンをお出ししたのですが、母が食器を片づけようとしたら、父が開口一番、「おい、おまえも○○先生みたいに、キレイに食べなきゃだめだぞ笑」と言いました。…余程お腹が空いていたんでしょうね、メロンは皮のギリギリのところまで、キレイにはぎ取られていました… でも礼儀としても完食は一番心地いいですし、なにより何でも捨てるこの時代にエコロジーを地で実践してる感じがして、実にすがすがしい気持ちになりました。
その後、母にその先生の話をするときには、「ほら、あのメロンの…」「………ああ、思い出した。メロンの先生でしょ」とメロンのキーワードで思い出すようになってしまいました。

先生とは、担任としては一年間のお付き合いでした。とても生徒思いでどんな話も聞いてくれる、兄貴的な存在でした。…これはいつもの散々けなした後のフォローではないですよ笑 もしかしたら馴れ合いが過ぎて、周りの先生方にはよく見えなかったかもしれません。邪推ですけどだから担任から外されたのかなと。で、そんな寂しさと私なりの精一杯の茶目っ気で、その年の年賀状に「先生が逃げてから一年が経ちましたね」と書いて先生の実家へ送りました。先生の父も教師でとても厳格な人だと聞かされていましたが、たまたまその年賀状が目に入ったんでしょうね、「おい、おまえ生徒さんから逃げるようなことをしたのか」と言われたそうです… 先生、あの時はすいませんでした笑 …メロンを食べると先生のことを今でも思い出します。食べ物を粗末にしてはいけないとのメッセージと共に…

2009年7月4日土曜日

オールスターズ…じゃないほう


私が数日間ブログを放っておくのは、だいたい何かに集中して取り組んでいる時なのは皆さんご存じの通りです。この度は漫画を読みあさっておりました。3×3eyes(サザンアイズ)という漫画ですが、先日のパールヴァティーやガネーシャの話で、同名のキャラクターが出てくるサザンアイズが懐かしくなって、全40巻を読破しました。
ストーリー的には三つ目の妖魔、三只眼吽迦羅(さんじやんうんから)の唯一の生き残りが、その強大な力を解いて人間になるための方法を探す、という伝奇物語で、ヒンドゥー教信仰やインド神話などと密接なつながりがあります。当然インド神話にまつわる言葉が目白押しなわけです。とはいえ神話から名前や言葉を拝借しているだけで、内容が一致しているわけではないです。
さて物語の方は、初めは人化の法という儀式で人間に戻れると信じていたヒロインのパイでしたが、それには三人の三只眼吽迦羅が必要なことがわかり、他の生き残りを捜すことになります。そのうちの一人は三只眼吽迦羅を破滅に追いやった三只眼の長、鬼眼王(カイヤンワン)で、唯一生き残ったパイがその身を封印したのでした。つまりパイが人間になるためには鬼眼王の封印を解かなくてはならないのです。そして、儀式に臨む三人のうち人間に戻るのは二人だけで、残りの一人は二人分のパワーを得られることがわかります。儀式の成立は鬼眼王の力を助長することになり、自分の願いは叶うが世界は破滅してしまうかもしれないジレンマが出てくるわけです。敵対関係なのに儀式が成立するまでは互いに命を脅かすことは出来ない。その駆け引きの面白さと、生きることの意味・大切さを考えさせられる作品です。三つ目の三只眼が三人、サザンが9でサザンアイズです。