長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2009年9月28日月曜日

女優戸田恵子

WOWOWで連続ドラマ「ママは昔、パパだった」というのをやっていましたが昨日が最終回でした。タイトル通り性同一性障害をテーマにしたものですが、私はこのドラマを見るまで障害を認められたら誰でも性別を変えられると思っていました。でも2004年当時の法律では、子供のいる人は性別を変えることができなかったんですね。救命病棟のときもそう思いましたが無知とは実に恐ろしいことです。ドラマがきっかけなのは不純かもしれませんが、少しでも現状を知ることが出来たのは、制作者の意図に添えたんじゃないかと思います。2008年には一部改正されて、子供が成人すれば性別を変更出来るようになったそうですが、これだけのことを変えるのにはものすごく議論を呼んだみたいです。法律って一方的な利害だけで見てたら、逆に不利益を被る人も出てくるので一筋縄では行かないんですね。また少し勉強になりました。
戸田恵子という女優は本当に説得力のある演技をしますよね。このドラマのヒロインで、性同一性障害のハンディをもった役なんですが、言い方は適当じゃないかも知れませんがこういう場合、ハンディをもっていない女性よりも女性らしいところがあると思うんですが、戸田恵子本人に更に輪をかけて素敵な女性を演じているなと思いました。さすが、三谷幸喜が口説き落としてショムニにキャスティングしたほどの名女優ですね。正義の味方もするし、コメディ色もシリアス色も出せるし、ホント非の打ち所がないですよね。あ、それと機関車にも、ゲゲゲにもなれますよね笑

2009年9月25日金曜日

ファイター・ピリオ

RPGの祖、ウィザードリィというゲームがあります。あのドラクエもシステムの一部を踏襲しているほどの、王道RPGです。フィールドを縦横無尽に駆けめぐるタイプではなく、3Dの地下迷宮を探索する地味目なタイプで元はパソコン用ゲームとして人気を博し、ファミコンやプレステなど様々なハードで移植されています。私はファミコンでプレイしました。
ウィザードリィ(以下、ウィズ)の世界には我々人間の他にも高度な知能をもった種族が存在し、知性に富んだエルフ、力と体力自慢のドワーフ、信仰心の厚いノーム、素早く器用さに長けたホビット、そして平均的な能力だが特別抜きんでた力はないヒューマン(つまり人間)、これらの中からプレイヤーの分身たるキャラクターを作っていきます。そして種族の特性を生かした職業につかせることが出来、例えば知性の高いエルフは魔法使いソーサラーに、ドワーフは武器を使いこなすファイターに、ノームは神に仕えし僧侶プリーストと言った具合です。そう、意外に面倒くさいのです。次は冒険のパーティ編成ですが、ウィズには職業毎に気質ともいえる性格属性がありプリーストは善、一撃で敵をしとめる殺人マシーン忍者は悪、盗賊シーフは中立に属し、善と悪は共に旅をすることは出来ないのです。悪といっても困ってる人を無視するくらいのもので、善は救いの手をさしのべ、中立は余裕があればついでに助けるってな感じです。…面倒、だからこそキャラメイクは楽しい。なんやかんやでパーティはなんと6人もの大所帯であります。
私は初め細かいところが良くわからず、適当に遊んでいていつも主役はファイターというイメージがあって、迷わず私の分身ピリオはファイター、種族ドワーフにしました。…しばらくゲームを進める。強いぞ、ピリオ。さすがドワーフだ。…で、ある時、説明書を眺めてたんですが、ドワーフの説明書きに愕然としました。
「ドワーフ。力と体力に長けており、ファイターなどの前衛キャラに向いている。背は低く、全身が毛で覆われている。」
ええーー、ピリオは毛むくじゃらなのーー??! わりと毛深い私はショックを受けました… 今でこそロード・オブ・ザ・リングとかでドワーフは知れてますが、当時は知りませんでしたし… 言うまでもなく、即刻改名しましたよ…

2009年9月24日木曜日

そこに愛はあるのかい?

救命病棟24時が最終回を終えました。なんだか最後はパパッと終わらせてしまった印象を持ちました。そもそも主演の江口洋介が怪我をしたのでその回復待ちで2,3週間開始が延びたんですよ。それで内容も短くしたのかなと勝手に思いました。でも医療制度の問題なんてそうそう何とか出来るものでもないし、ドラマとしては医療の現状に一石を投じただけで十分なのかもしれません。視聴者は現実のほんの一部しか知らないわけで、進藤という天才医師もリアリティに欠けるところは確かにあります。現場で最前線で闘ってる人達に言わせたら、ふん、と思うでしょうしね。
今度はチームバチスタの栄光の新シリーズが入るようです。私は何故か医療系ドラマに目がないんで、そちらもとても楽しみです。優柔不断な田口君が自分にも重なって見えます。必見の価値ありです。

2009年9月20日日曜日

♪君を忘れない♯

その昔、某飲料メーカーで「チェリーコーク」なる新商品が発売されました。20年くらい前でしょうかね、TVCFも流れていた程ですから良く覚えています。CFの印象が強いのか同部屋の小さい男の子が「チェリーコーク、チェリーコーク」と毎日のように連呼していました。彼はコーラが大のお気に入りでしたのでチェリーコークへの期待感はそうとうなものだったはずです。
そんなある時、ついに院内売店でも取り扱うことになり彼は待望のご対面を果たすことが出来ました。目を輝かせながら待つ彼。そしてプルタブを開ける… プシュッ!! ストローを挿入し、そっと一口… さあ、その感想は…
彼は首をしずかに横に振り、そして言いようの無い渋い顔をしました。当然二口目を口に含むことはなく、彼はその日以来、チェリーコークのチェの字も言わなくなりました…。今思うと、チェリーコークはほとんどの人に不評でした。好き嫌いのない私でさえうーんと思ったくらいですからね。味の説明はしにくいですが、薬っぽいというか、炭酸入り養命酒って感じですかね。想像できますか? 不人気のためすぐに製造しなくなってしまいました。その後在庫処分に困ったのか、某飲料メーカーの地方営業所から大量のチェリーコークが学校へ寄贈?されたのですが、結局誰も飲まなくて体育の先生が一人、頑張って飲んでいました…。

2009年9月14日月曜日

こころに冒険を



先週ぐらいから「ワンピース」を読んでいます。そう、あの伸びるやつです。昔は手が伸びるキャラクターのといえば、怪物くんでした。そしてスーファミ世代だったらストⅡのダルシムと答えると思いますが、現在はアニメ好きならワンピースのルフィと答えるでしょうね。いつかは読もうと用意していたワンピースでしたが、きっかけがなかなか無く、人の勧めもあってようやく読み始めました。海賊王になることを夢見る若者ルフィとその仲間達との冒険劇という単純明快なストーリーと、個性的なキャラクターが人気なんだと思いますが、私が好きなのは、その大胆な絵の構図です。絵の細かさは北斗の拳好きの私としては物足りなさがありますが、それを感じさせないほどの躍動感があります。これでもかというぐらいのクシャクシャな泣き顔。黒こげになる程の見事なやられっぷり。そしてただの丸い目なのにとっても感情の入った笑顔。まさに遙かに広がる大海原のようにいろんな人間模様を見せてくれます。
何かのランキングでたしか砲撃手?のウソップが上位に入っていたのを見たことがあるんですが、私もウソップが好きです。彼は常に逃げ腰で平気でウソもつくし、ウソつきのウソップみたいな印象もありますが、海賊の息子であることに誇りをもち、弱いくせに威勢と勝ち気だけはやたらとあり、時には身の危険をかえりみず仲間を助けるという命知らずな一面も持っています。能力以上のことをたとえハッタリだとしても言ってのけるのは、ある意味すごいことかもしれません。なんでも根拠が求められるこの世界で、決して剣の達人でも拳法の使い手でもない平凡な男が、パチンコの腕とかしこさだけで強敵に立ち向かっていく。そんなウソップの等身大の姿にきっと現代人は自分とリアルに重ね合わせてしまうのでしょう。それ故感情移入もしやすいのかもしれませんね。あの弱さで世の中にどこまで通用するのか。ウソップにはもがいてもがいてひたすら突き進んでほしいです。

2009年9月7日月曜日

帰れリレントへ。

それは、私が小5の頃に起きた謎の出来事です。あまりにも意味不明なのでこの話題を出し渋っていました。夏休みに地元の花火大会があり、でも場所取りやなんかの手間を考えたら損した気持ちしか残らないし、家の近くでも見物出来るってことで、おばさんの家族と一緒に近くの生協の駐車場から眺めることにしました。あまり歩けなかった私は、父のスクーターの後ろに乗せてもらい、車道ギリギリにつけてそのままの姿勢で見ていたのですが、そこに突如、謎の少年があらわれて不審行動を取り始めました。
「フー、フー、フーフー、フー」と私の顔や耳、身体に息を吹きかけてくるのです。しかも無言ですよ。ちなみに彼とは面識は全くありません。「やめてよ」と言ってもひたすら息を吹きかけてきます。なんで他の大人達は止めなかったのかと今になって思いましたが、多分花火に夢中になってたか、私が友達と遊んでいるように見えたのかもしれません。しばらくフーフーは続けられ、いい加減私も泣きそうになってきた頃、謎の少年はようやく口を開きました。「ぼくのお父さん、自衛隊なんだ。三曹(自衛隊の階級)なんだ。すごいしょ。」と一方的に話し、結局名前も告げずに去っていきました。 学年はおろか同じ学校かどうかさえわかりませんでした。あれは何ものだったのか? 座敷わらし? 風の又三郎? でも座敷わらしの父親が自衛官だなんて聞いたことありませんよね。ていうか、その子は何しに来てたんでしょう。花火を見てるわけじゃなし、ひたすら息をふきかけ続ける… 私が肉マンにでも見えたんでしょうか? …それよりフーフーのせいで花火の記憶が全くありません。おじさんが「あのリレント化粧品のネオンのほうがキレイだな」と言ったのしか覚えがありません。
この夏の思い出=フーフー、リレント化粧品

2009年9月1日火曜日

昔、お腹に妊娠線がありました…

先月のある時を境に、味覚が変化してしまいました。異常にすっぱい物を食べたくなる今日この頃です。妊娠したのか、と言われますがホントにそれぐらいだといっても過言ではありません。揚げ物には必ずレモン汁をかけていて、ホントは酢をかけたいぐらいですがなかなかお手頃サイズのがないので、ミニサイズのポッカレモンで我慢してます。すっぱい物の代名詞、梅干しも元々好きだったのですが、もっと好きになりました。そういえば南高梅ってありますよね? あれって紀州梅の選別方法を考えるのに尽力した、和歌山南部(みなべ)高校の教師にちなんで「南高梅」と名付けたそうです。黒沢年雄がテレビで言ってましたよ。
酸味を好むのと同時に変化したのは、塩気の多いモノがダメになりました。しょう油やソースはドボッと浸して食べてましたが、何故か今は薄口になって少量垂らす程度になったので、食器もたいした汚れなくなりました。で、大好きだったトマトジュースを久々に飲んだんですが、あれ?!こんな味だったっけ? て感じで、飲み終わった後もスッキリしないんですよ。胸がムカムカするというか。あんなに好きだったのにどうして…? でも不思議なことに生のトマトは好きなんです。以前は中の下でしたが味覚変化の今では上位にランクするほどになりました。ああ、何もつけずにそのままかじりつきたい…。