長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年1月31日日曜日

カネゴンより、愛

私は昔、カネゴンと言われるほど貯金好きでした。美学とも思っていましたが、最近の私は、お金を遣えるうちに遣っておきたいというか、そう考えるようになりました。
今しか出来ないことってやっぱりあると思うんですよ。一般的な話ですが、寝たきりのお年寄りが旅行にいきたいと言っても不可能ではないにしろ、現実には厳しいわけです。まあ、言うほど実生活や態度に表れてはなく、先日のように無料に拘るところなんかもまだ引きずってますけどね。

「そんなにお金を遣いたいなら、もらってあげようか?」

それは、ダメですけどね。

2010年1月27日水曜日

ホトちゃんも応援しよう

年賀状の当選番号を確認しましたが、100枚近くあったというのに今年は1枚も当たりませんでした。まあ、2010年も始まったばかり。のっけからラッキー続きだったら後半は厄災だらけかもしれないので、年末あたりにドカンとくることを信じて、今は現実を受け入れることにしましょう…。

ぼやきはさておき、アメトーーク最新巻⑦⑧⑨が私のもとへ届きましたよ。


今回の注目は、プロレス芸人、じゃない方芸人、小杉いじりたい芸人とかですかね。
じゃない方芸人とは、お笑いコンビとかで人気者じゃない方の芸人にスポットをあてたもので、例えばヤホーじゃない方のナイツ土屋とか、オバマじゃない方のデンジャラス安田とかです。逆に人気芸人が出たがるほどの盛況ぶりで、じゃない方・じゃない方 みたいなことにもなってるそうです。オードリーも今となっては若林のほうが人気ありますもんね。
それと毒舌が嫌いな人はあれですけど、深夜最高視聴率をマークした、有吉持ち込み企画の「最近の一発屋事情」は注目でしょうか。ギャグが一世を風靡し人気者になったがその後は低迷しているかわいそうな芸人を、救済するようなことですけど、人の不幸は蜜の味、ってまさにこのことですね。人は自分はピュアだと思ってても所詮、ダーティが欲しいんですよ(笑) でも、負の力をプラスに変えて、日々営業回りやひな壇でがんばっている芸人たちを思うと、勇気づけられますよ。
ああ、私もマニアたちとコアな話をしたいなぁ…
ロビンマスクのアノアロの杖の話とか…

2010年1月25日月曜日

やっぱり☆☆が好き

去年の11月くらいに、アメトーークで「やっぱり上戸彩芸人」をやりました。いろんな女性アーティストやタレントに目が移るけれども、やっぱり最終的には上戸彩に戻ってしまう、ようはそういう意味です。

…さて、上戸彩は全く関係ありませんが、私にとっての「やっぱり」は、ズバリ、脱出ゲームです。
それは、マウスクリックだけで遊べるのが特徴で、密室から脱出するゲームのことです。部屋の中からヒントを元に金庫のナンバーを探し出したり、机の中やベッドの下から道具を見つけたりして、脱出を目指します。短時間でクリアできるので、ちょっと暇になったら大体脱出してます。よく友達から「何かから逃れたいのかい?」と言われたりもしますけど、確かにそう思われるくらいの密室から脱出してます。脱出ゲームの新作とかを紹介してくれる総合サイトみたいのがあって、そこをチェックすると脱出に事欠くことはないのです。

昔、ファミコンでポートピア連続殺人事件というゲームにかなりハマリました。それは脱出しませんが自分が刑事となって殺人現場を物色したり、聞き込みをするうちに新たな人物像が出てきて、謎が謎を呼ぶ連鎖的なところがどこか脱出ゲームに通じるものがあり、私の脱出マニアたるルーツはそこだったんじゃないかと思います。浅見光彦シリーズや古畑任三郎とか推理サスペンスも好きなので、こうなるのは自然な流れだったのかもしれませんね。

脱出するというか、これは人が誰しも持っている、探求心への挑戦なのです。人生にはチャンスという様々な鍵穴が存在します。その鍵はそのへんに転がっているかもしれません。どこかに隠れているかもしれません。だがしかし、拾おうとしない限りその鍵穴は一生開くことはないのです。密室という空間が人生としたなら、その扉を開くということは、人生を開花させることと同一なのです!!
私はそう信じて、密室という名の人生のバーチャルドアを開くために、これからも挑み続けます。
屁理屈もここまで言えば、なかなかのものでしょう??

2010年1月24日日曜日

オレの時代はこなかった…

最近、子供の頃の話ばかりなので、数年前の出来事を話したいと思います。
あれは病棟にLAN回線が引かれた頃のこと。友達が筋ジストロフィー症と向かう自分の生き様を綴ったホームページを立ち上げました。
やがてそのことはマスコミにも伝わり、テレビの取材が入ることになりました。テレビ番組は「IT革命 ~俺たちの時代が来た~」。ITを駆使した若者世代の生き方を紹介するもので、その1コーナーに彼の出番があり、ITにちなんで、ネット回線を通してスタジオとやりとりする時間が設けられました。本人曰く、生活の一部でもあり自分を育んでくれたのは患者会、とのことで私も役員として一緒にそのやりとりに加えてもらうことになりました。本人含めて、5名でした。
本番スタート。まずは自己紹介と、ITが発展したことで暮らしにどんな変化をもたらしたのかとか、あなたにとってITとは? みたいなことを聞かれました。他のみんなは緊張ながらもそつなくこなしていました。さあ、自分の番。

…あー、だめだ…

いきなりそう思いました。頭の中はもう真っ白。結果、話す言葉もしどろもどろになり、前に話した人とおなじことを反復するようなことしか言えずに終了しました。

数日後、実際の放送を見てみたら、名前の紹介テロップの数が1,2,3,4… あれ、4人分しかないよ!? …おれの名前が……ない?!!
なんと、私の下りが全部カットされていたばかりか、名前すら紹介されてなかったのです!! くっそー、あんなに一生懸命やったのに… おれは結局「患者A」でしかなかったのか…
放送を見たあと、担当ディレクターにメールをしました。逆にカットのことをひとつも触れず「我が町の自然と雰囲気がよく出ていましたね」と書いたら、私の気持ちが文ににじみ出てしまっていたのか、それを悟ったように、「出演していただいたのに申し訳ありませんでした。これがテレビというものでして… にも関わらず私たちの放送を褒めてまでくださって、恐縮です。」と返ってきました。
家族や親戚にもとても出演したとは恥ずかしくて言えず、初のテレビ取材はこうして幕を閉じたのでした…

2010年1月14日木曜日

余計な一言

私が小6の時、クラスにエヒラ君という男子がいました。
彼は、ケント・デリカット眼鏡のいじられキャラクターで、やることがどこか抜けている人でした。図画の時間に水差しを忘れたときも「これなら大丈夫だ」と新聞紙を丸めて即席水差しを作ったのはいいものの、すぐに水が浸みてダメになったり、あせると文字を表裏逆に書いてしまったり、走ってきて勢い余って女子のお尻を触って怒られたりもしました。
そんなエヒラ君でしたが、自分改革でもしようと思ったのか、児童会に立候補すると言い出しました。責任者は児童会経験者で勉強も出来てクラスからの信頼の厚い、ハタナカ君。その様子からしても彼は本気でした。選挙当日、最後の演説でエヒラ君は精一杯やりきりました。その時だけはとても輝いて見え、一生懸命さでは誰にも負けない感じでした。そして責任者ハタナカ君の応援演説。しかしそこでハタナカ君は責任者らしからぬ、とんでもないミスを犯してしまいました。

「彼は、ドジでおっちょこちょいのところもありますが、やる気だけは誰にも負けません。」

一見普通のセリフですが、能力のある人を少し卑下して親近感をもたせる意味なら効果大ですが、エヒラ君は見た目も実生活もドジキャラですからほとんど意味はなく、この場合彼のマイナス要素を一切言うべきではなかったのです。…このことがきっかけかどうかはわかりませんが、私が見るにそのせいで彼は惨敗したんだと思います。ハタナカ君はまじめな人なので、ドジでおっちょこちょい のフレーズをかえって際だたせてしまったのかもしれません。

これから何かの役員とかに立候補するつもりの方、公約とかも大事ですけど、くれぐれもマイナス要素はいわないように気をつけましょう。

2010年1月11日月曜日

こうかい?

しばらくテレビネタが続きますが…、
昨日、武田鉄矢とベッキーがMCの番組「天才になれる10の法則」をやっていました。
法則といっても特別なことではなく、幼少の頃からの親子のふれあいや、しつけ方一つで、人には努力もいとわないどんな天才にもなれる可能性を秘めていてる、という様な内容でした。
その中で、本の読み聞かせはとてもいいことだと言ってました。感情を豊かにさせることと、一つのことを親子で成す一体感なんかがいいのではないでしょうか。
そういえば、私の母が呼んで聞かせてくれたものの中に、寒苦鳥【かんくちょう】という鳥の話があり、そのことを思い出したので、取り上げようと思います。どうしてかわかりませんが、この話だけ妙に頭に残っていたもので…。寒苦鳥はインドのヒマラヤに住むという空想上の鳥のことです。

夫婦つがいの寒苦鳥は、夜のあまりの寒さに「昼間のうちに巣を作っておけばよかった」と後悔するが、あたたかい昼になると遊びほうけて巣作りを忘れてしまい、夜を迎えてまた後悔する…。こんな暮らしを繰り返し、ついには一生巣が出来ることなく生涯を終えた…。

簡単にするとこんな内容です。後からわかったことですけど「今という貴重な時を大切に生きなさい」そういう仏教の教えなんだそうです。でも後悔しないようにとは頭では思っていても、なかなかうまく行かないことのほうが多いかもしれませんね…。
私? この一口でやめにする、といって漬け物のタッパーにフタをしたのに、しばらくしたらまたフタを開けてもう一口… 昔からそんな子供でした笑

2010年1月10日日曜日

タダの係長

日本人はどうして無料に弱いんでしょう。聞くところによると中でも北海道人はその最たるもので、「携帯電話本体0円」などという商品も確か北海道発信なんだそうです。私は生粋の道産子ではないのですがその素養はしっかり持ち合わせている様です。例えばパソコンの無料ソフト。冷静に考えてちょっと手を伸ばせば有料のもっといいやつがあるというのに、ケチなのか意地なのか本人さえわからないのですが、苦労して何が何でも無料版で済ませようとしてしまいます。

昨日も実はやってしまいまして、詳しくはいえませんがあるところから「ネット広告お試し券5,000円分進呈」というのが送られてきました。検索エンジンで入力したワードにあわせて広告を表示させ、集客を狙うものです。
1,000円程度では心は動かない私も、さすがに5,000円にはコロッといってしまい早速登録して見たのですが、ちょっと様子がおかしい。なになに…?

…初期費用が入金されるとご利用できるようになります。

?!間違えて有料登録されたのか? そう思って紙の裏をよく見たら、
「登録費用として別途1,000円必要です。」

小さく書いてあるではありませんか?!

な~~~に~~~~ぃ?? おれ、やっちまったな~!!

お金はかからなかったものの、登録と設定に要した時間を返してくれ!! 本気で思いましたよ。それなら4,000円に下げてもいいから、とにかくタダにして欲しかった… 
昔、兄が寝てるだけで英語がマスターできる、サブリミナル・テープというのを無料体験したことがあるのですが、「一週間以内にキャンセルの知らせ無き場合は、契約されたものと見なします。」と書いてあり、慌ててキャンセルしたことがありました。そのことを瞬時に思い出し、やっぱり血は争えないなぁとつくづく思い知らされましたよ。

2010年1月9日土曜日

かなしいです!!


テレビの再放送で、ある日本の偉人が
「一国の反映には武力が必要という論者もいるが、戦争は一切の利益も生まない。」
と言い切りました。この考えに私も賛成です。母は戦争体験者でトランプの戦争さえ嫌がるほど、心に深く傷をおっていて、空襲警報で列車が停止して身を潜めたり、暗い防空壕で泣き叫ぶ妹の口を覆ったりした恐怖体験を何度も聞かされました。母は兄も戦争で亡くしております。

しかし、この世には皮肉なことに元は軍事目的で研究・開発された技術があり、その上で暮らしが便利になっていることも事実であります。このインターネットだって、元は攻撃から軍事情報を守るために考えられた通信網な訳ですし、肢体不自由の方の視線に合わせてカーソルを動かす技術は、戦闘ヘリ・アパッチの照準システム、アイ・ゲイズが走りと聞いています。カーナビなどに不可欠なGPS。衛星通信を管理し民間に無償提供しているのは、アメリカ空軍なんだそうです。私が知らないだけで他にもあるかも。
また、二次的ですが日本国内の米軍基地と周辺地域で働く労働者もいるのです。持ちつ持たれつの関係にあり軍の撤退は多くの人を路頭に迷わすことになります。

そうして考えていくと、なんだか複雑というか虚しくなります。ここまで踏み込んだ上で多少の血は必要と言うのでしょうが、そこには欠けていることがあります。感情がありません。特に優しさがありません。せめて戦争の愚かさを語った後か、なにかの前置きをつけてほしいですね。人を死に至らしめることがしごく当然というのなら、医療は何の意味を成すのか最早わかりません。

おさまりが悪いですが、開発された技術を世に役立てることはイイことです。
これからも私はネットで皆さんの心を潤しつづけていきますよ!?

2010年1月8日金曜日

every thing

いつかのブログで、映画「E.T」をもう一度みたいと言いましたが、昨日ようやく見ることが出来ました。やはり結末を知っていることもあり、超感動とまではいえないものの、E.Tの愛くるしい笑顔には癒されました。でも、山本高広のE.Tのものまねが終始邪魔をして、山本高広の映画をみた様な気分でした。
…それにしても、少年がE.Tへ執拗にコーラをすすめるのはどうしてなのでしょうか? 子供=コーラ ということですかね。スピルバーグも案外単純ですね。

2010年1月4日月曜日

忘れないで感じることを



今年もエカピリオをよろしくお願いします!!

ところで皆さんは初夢を見ましたか? 初夢の定義がよくわかってないのですが、私が年明け一番にみた夢は、木村カエラが妹になっていた、というものでした。夢の正確な設定は、カエラが父の愛人の子供ということになっていて、「もう、父さんなにやってんだよ~ 年甲斐もなく… しかも木村カエラってハーフだよ?! 外人さんといつ知り合った!?」と夢の中で思いました。…夢ですからね、あくまでも!!
わかないですけど、カエラって(何故かカエラ言ってますけど)22,3ぐらいですよね? 私が小5くらいの時には生まれてた計算になります。

…20年もの間、家族をだまして、もう一つの家族ともう一つの幸せを育んでいたのです!! 許せません。…でも、済んだことはしょうがない。それより、カエラは私のことを受け入れてくれるだろうか… カエラ、キモイとか言わないかな? ブツブツブツ… 妄想、終わり。

…すいません、カエラ というワードを連呼したかっただけです…(*^_^*)


木村カエラ