長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2009年8月22日土曜日

モンキー・マジック

後々不謹慎だと言われても今日はこれを書きます。昔、わたしがとなりの病棟にいたとき、黄色い声のきかん坊とポッチャリの泣き虫君がいまして、この二人は事あるごとにケンカする典型的な犬猿の仲でした。基本的にはいつも一緒なんですけどね。中尾彬と江守徹みたいなものですかね。ケンカがステータスなんて陰気なこの世の中には何ともうらやましいことですね。
まあ前置きはこれくらいにしといて、話ですがある時二人はいつものようにくだらないことから口論になり、互いにののしる言葉がなくなってしまって完全に小学生のケンカになってしまいました。バカ、アホから始まり、互いのコンプレックスを攻撃し始めました。
「デブ」「猿」「デブ」「猿」「デブ」「猿」「デブ」「猿」「デブ」「猿」…………………
永遠に続くかと思った口げんかでしたが意外な形で幕を閉じます。

「デブ」「猿」「デブ」「猿」… 「デブ」「デブ」「デブ」「デブ」「デブ」「デブ」………?!

「猿」がいつのまにか飛んでしまい、自分で自分を「デブ」という不始末をおかしてしまいました。自分が投げたブーメランに自ら当たってしまった泣き虫君なのでした…
そういえば、私は猿君のほうを怒らせるのが好きでした。しばらくしたらケロッと忘れるんで、少しやみつきでした。外で何故だかおしゃぶりを拾ったんですが、なにかつかえないかと思ってたらひらめきました。
彼の名前を「○○用」と書いておしゃぶりを机にそっと置いておきました…
しばらくして、ムキーーッ と期待以上の黄色い声が響き渡りました。
「んもーーーーっ 誰がやったーーっ このっバカヤロー!!!」
間違っても猪木ではないので、あしからず。
あの頃を懐かしむ、ピリオなのでした…

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