長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2009年9月7日月曜日

帰れリレントへ。

それは、私が小5の頃に起きた謎の出来事です。あまりにも意味不明なのでこの話題を出し渋っていました。夏休みに地元の花火大会があり、でも場所取りやなんかの手間を考えたら損した気持ちしか残らないし、家の近くでも見物出来るってことで、おばさんの家族と一緒に近くの生協の駐車場から眺めることにしました。あまり歩けなかった私は、父のスクーターの後ろに乗せてもらい、車道ギリギリにつけてそのままの姿勢で見ていたのですが、そこに突如、謎の少年があらわれて不審行動を取り始めました。
「フー、フー、フーフー、フー」と私の顔や耳、身体に息を吹きかけてくるのです。しかも無言ですよ。ちなみに彼とは面識は全くありません。「やめてよ」と言ってもひたすら息を吹きかけてきます。なんで他の大人達は止めなかったのかと今になって思いましたが、多分花火に夢中になってたか、私が友達と遊んでいるように見えたのかもしれません。しばらくフーフーは続けられ、いい加減私も泣きそうになってきた頃、謎の少年はようやく口を開きました。「ぼくのお父さん、自衛隊なんだ。三曹(自衛隊の階級)なんだ。すごいしょ。」と一方的に話し、結局名前も告げずに去っていきました。 学年はおろか同じ学校かどうかさえわかりませんでした。あれは何ものだったのか? 座敷わらし? 風の又三郎? でも座敷わらしの父親が自衛官だなんて聞いたことありませんよね。ていうか、その子は何しに来てたんでしょう。花火を見てるわけじゃなし、ひたすら息をふきかけ続ける… 私が肉マンにでも見えたんでしょうか? …それよりフーフーのせいで花火の記憶が全くありません。おじさんが「あのリレント化粧品のネオンのほうがキレイだな」と言ったのしか覚えがありません。
この夏の思い出=フーフー、リレント化粧品

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