長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2009年9月20日日曜日

♪君を忘れない♯

その昔、某飲料メーカーで「チェリーコーク」なる新商品が発売されました。20年くらい前でしょうかね、TVCFも流れていた程ですから良く覚えています。CFの印象が強いのか同部屋の小さい男の子が「チェリーコーク、チェリーコーク」と毎日のように連呼していました。彼はコーラが大のお気に入りでしたのでチェリーコークへの期待感はそうとうなものだったはずです。
そんなある時、ついに院内売店でも取り扱うことになり彼は待望のご対面を果たすことが出来ました。目を輝かせながら待つ彼。そしてプルタブを開ける… プシュッ!! ストローを挿入し、そっと一口… さあ、その感想は…
彼は首をしずかに横に振り、そして言いようの無い渋い顔をしました。当然二口目を口に含むことはなく、彼はその日以来、チェリーコークのチェの字も言わなくなりました…。今思うと、チェリーコークはほとんどの人に不評でした。好き嫌いのない私でさえうーんと思ったくらいですからね。味の説明はしにくいですが、薬っぽいというか、炭酸入り養命酒って感じですかね。想像できますか? 不人気のためすぐに製造しなくなってしまいました。その後在庫処分に困ったのか、某飲料メーカーの地方営業所から大量のチェリーコークが学校へ寄贈?されたのですが、結局誰も飲まなくて体育の先生が一人、頑張って飲んでいました…。

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