長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2009年11月2日月曜日

円楽さんありがとう

五代目三遊亭円楽が亡くなりましたね。笑点、円楽、お茶の間 という黄金の三角関係、その一角が崩れてしまったことは、本当に残念でなりません。思えば、笑点は私の成長と共にあったと言っても過言ではありません。昔から日曜の夕飯には必ず笑点がかかっていました。私が幼稚園にあがった時にも笑点。飼い犬のベルが死んだときも笑点。クワガタに明け暮れた日にも笑点。私の成長を笑点は見守ってくれました。これからは弟子の楽太郎さんが円楽を襲名しますし、司会を受け継いだ歌丸さんも円楽さんの想いを胸に、全国のお茶の間を彩っていくことでしょう。…円楽さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

さて、笑点の話題が出たところで、今日はこの話をしたいと思います。私の兄は家族の中でも特に熱烈な笑点ファンでして、笑点メンバーの中では歌丸さんが好きでした。誰からもいじられるキャラクターに加えて、噺家の名分たる風刺を利かせたネタにも余念がない。喜久扇さんの笑いもいいですが、歌丸さんが引き締めることで笑点をより品格のあるものにしているんですね。
そんな歌丸さんが、以前私が入院する町に独演会か何かで来ることがあって、病院の作業療法士さんが見に行くことを知った兄は、手紙を書いて渡してもらうことを考えました。で、全ての講演のあと歌丸さんに「病院の患者さんが歌丸さんの熱烈なファンで、手紙を頼まれた」と手紙を渡してくれたんだそうです。
手紙を読んだ歌丸さんは、会場の中から作業療法士さんを探しだし「その患者さんに【応援してくれてありがとう。病気に負けずに頑張って下さい】とお伝えください。」と告げると、このシールをあげるといって、桂歌丸シールをくれたんだそうです。しかも、二枚笑。普通は来場の人に一枚しかあげてないらしいのですが、それを二枚もくれたんですよ。歌丸さん、優しいじゃありませんか笑。
でも、兄は最大のミスを犯してまいました。なんと手紙の文章を十二分に吟味したにも関わらず、自分の名前を書かなかったのです。途中で恥ずかしくなりあえて名前を書かなかったそうです。…教えておけば大喜利のときにエピソードくらい出たかもしれないのに。徹子の部屋のトークで出たかもしれないのに。サイコロトークでしゃべったかもしれないのに。…しつこいですかね笑 とにかく、つめが甘いところは我が家の血筋のようです…

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