長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年1月9日土曜日

かなしいです!!


テレビの再放送で、ある日本の偉人が
「一国の反映には武力が必要という論者もいるが、戦争は一切の利益も生まない。」
と言い切りました。この考えに私も賛成です。母は戦争体験者でトランプの戦争さえ嫌がるほど、心に深く傷をおっていて、空襲警報で列車が停止して身を潜めたり、暗い防空壕で泣き叫ぶ妹の口を覆ったりした恐怖体験を何度も聞かされました。母は兄も戦争で亡くしております。

しかし、この世には皮肉なことに元は軍事目的で研究・開発された技術があり、その上で暮らしが便利になっていることも事実であります。このインターネットだって、元は攻撃から軍事情報を守るために考えられた通信網な訳ですし、肢体不自由の方の視線に合わせてカーソルを動かす技術は、戦闘ヘリ・アパッチの照準システム、アイ・ゲイズが走りと聞いています。カーナビなどに不可欠なGPS。衛星通信を管理し民間に無償提供しているのは、アメリカ空軍なんだそうです。私が知らないだけで他にもあるかも。
また、二次的ですが日本国内の米軍基地と周辺地域で働く労働者もいるのです。持ちつ持たれつの関係にあり軍の撤退は多くの人を路頭に迷わすことになります。

そうして考えていくと、なんだか複雑というか虚しくなります。ここまで踏み込んだ上で多少の血は必要と言うのでしょうが、そこには欠けていることがあります。感情がありません。特に優しさがありません。せめて戦争の愚かさを語った後か、なにかの前置きをつけてほしいですね。人を死に至らしめることがしごく当然というのなら、医療は何の意味を成すのか最早わかりません。

おさまりが悪いですが、開発された技術を世に役立てることはイイことです。
これからも私はネットで皆さんの心を潤しつづけていきますよ!?

0 件のコメント:

コメントを投稿