長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2009年1月25日日曜日

スノーマン

17,8才のときに、映画「スノーマン」をみました。
最近、話題の中でこのワードが出てきたので、
少し話したいと思います。
確か、20~30分の短いアニメ映画だったと思います。
当時、病棟のクリスマス会で企画委員をしていたのですが、
企画の段階で30分程時間が空いてしまい、時間つぶしが
出来ないかと思っていたら、友達が「この短編映画でも見れば」と
スノーマンをすすめてくれたので、対案もなく鑑賞する
ことにしました。
内容はいたってシンプル。ある少年がつくった雪だるまに
命が宿り、雪だるまは自分をつくってくれた少年を、
雪の世界に案内します。少年と雪だるまの楽しい時間は
あっという間に終わり、少年は家に帰りました。
そして、次の日、また雪だるまと遊ぼうと思って、外に出て
みると、雪だるまは見るも無惨にとけてなくなっていました…

戦争で尊い命が奪われた、とか不治の病と闘うとか
あからさまに「死」を扱った作品は数多くあると思いますが
雪だるまという身近で、消えて無くなる存在を用いたことで
妙にリアルさを感じ、これほど「死」をある意味的確に描写した
作品があるかと、儚さの中にも感動をおぼえました。

もう一度みてみたい作品です。
それと、子供心には理解できなかった、「E・T」も
もう一度みたいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿