長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2009年1月29日木曜日

日本人を分析する

日本人は、標準が好きな人種だと思います。
能力が抜きんでていても嫌われるし、逆に劣りすぎていても
いじめられる。
ポコっと出っ張りがあると、目に障るってことですよね。
だから、褒められたり、目立つようなことを恐れてしまうのだと
思います。目立ちたがり屋の人は、滑稽なことをやり、
うまく人より劣っている様を演じているだけで、ヒーローに
なりたいわけではないと思います。なったらなったで、
煙たがられます。
褒められた時に、謙遜しないと頭に乗るなと言われます。
日本でうまく生きていくコツは、人より劣っているふりを
しながら、隠れたところで能力を発揮し、周りのおかげ
だと見せつける。弱い勢力には付かない。強い勢力に
付いても、気配りを忘れずにみんなの仲間であることを
強調する。…こんな人を「世渡り上手」と呼ぶのでしょうか。

ここまで散々日本人のことを言っておいて、なんですが
それでも私は、日本人的な考え方も、日本人も好きです。
それは私自身が、言ったような弱さをもっているからです。
小学生の時、成績優秀・スポーツ万能・女子にもてる
という三拍子の人がいじめられていましたが、加担こそ
しませんでしたが、知らんぷりしたので私も同罪です。
私も大勢に巻かれる、事なかれ主義の、日本人です。
メリットもあります。例えば日本の社会福祉の考え方も、
日本人ならではの協調性、弱きをくじくなどという不秩序な
ことは、通念的に許さない国民性にあっていると思うし、
だからこそ、歳をとり身と心がボロボロになってまでも、
配偶者や家族にも尽くせるのではないでしょうか。
家族の首に手をかける悲しい事件も後を絶ちませんが、
そこまで相手のために、自分を追い込んでまでも
尽くそうとすると言えるのではないでしょうか。

自分の国の国民性を理解し、弱点を補い、
メリットを伸ばせば、まだまだ日本人も、我が国も可能性は
あると若輩ながら思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿