長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2009年2月9日月曜日

吃音(きつおん)

吃音(きつおん)という言葉をご存じですか?
「ど、ど、どうしよう」とか、いわゆる「どもり」のことで
最近のお笑いでいうところの、言葉を「かむ」ことです。
私も昔に比べたらよくなりましたが、これがコンプレックスで、
昔から随分苦労しました。

学生時分に、少しでも何とかしたくて、当時流行っていた
アマチュア無線の免許をとったのですが、なかなか思うようにはいきません。
一番困ったのが、最初の一語がア行とハ行の言葉がしゃべれないことです。
特に「他に、(この交信を)お聞きの無線局は、いらっしゃいますか?」という
一連の言葉はこれらの要素を全て含んでいるために、難関でした。
「…か、…らっしゃいますか」と濁してみたり、お聞きの無線局と同意味の
「ワッチステーション、ございますか」に言い換えたりしました。
…結局克服の足しになったかわかりませんが、何らかの自信がついた
ことは確かです。
今でも、どもりますが、気にしないようにしています。変に意識すると
かえってひどくなるし、さらっとやり過ごした方が自然に会話出来るからです。

…どもりを治すという意識が、克服の妨げになっていたんですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿