明日、病院に隣接の養護学校で卒業式があります。
ここ数年、生徒会長が答辞をするのが慣習なんだ
そうですが、私の場合は生徒会長でもないのに
しゃしゃり出て、答辞をやらせてもらいました。
おいしいところだけを頂戴した私はズルかったの
でしょうか? …17年前の出来事ですけどね。
前のブログで、泣いたことをアピールするのは嫌だと
言った私ですが、恥ずかしながら小学生のように
ヒックヒック言いながら号泣したのを思い出します。
壇上にいると会場全体の悲しみのエネルギーが全て
注がれるようで、思わず我慢できなくなりました。
あまり細かいところは覚えてませんが、たしか
「先輩が“病気で生まれて良かった”と言ったが
その時は理解できなかった。でも今ならわかる。
自分が病気でなければ、ここにいる方々とも巡り会え
なかったわけで、こういう境遇に生まれたことにむしろ
感謝したい」みたいなことを私は言いました。
式の後、来賓でみえていた当時の院長先生が
「君、素晴らしい答辞だったよ、ありがとう」と
言ってくれました。私の推察では、筋ジストロフィー
という病気は根本治療は現実的に難しいわけで、お医者さん
の心の中には、充実感よりも敗北感のほうが強いと
思うんですよね。その中で患者の口から「自分が病気である
ことに感謝したい」という言葉が出たのですから、
自画自賛で申し訳ないですが、嬉しかったんじゃないですか。
…うーん、私の心にも感謝の二字が根底にあったんですね。
多くの人への感謝の気持ちを、明日私は見に行きます。
自分のときと重ね合わせながら。
卒業式ソングは、やっぱり『高校3年生』ですよね。
返信削除はじめまして。
返信削除のぶさんのブログからやってきました。
よろしくです。
答辞をやられたのですね。みなさん、感動されたのでしょうね。とっても思い出になる卒業式だったんですね。
今日は甥の中学の卒業式でした。
良い思い出になっているといいのだけど。