長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2011年3月6日日曜日

兄の命日

今日は私の兄の命日です。かれこれ、15年の年月が流れたことになります。
当時、私は22歳。兄は28歳でした。兄が私のことを人に紹介するとき、私の前では言ったことはありませんが「しっかりした弟です。」と説明してくれていたそうです。しかし当の私は、面倒くさいことは何でも兄任せで、とてもしっかりしているとは言い難い人間でした。だから、兄が私の前からいなくなったことは、私に対する試練だったのかもしれません。兄がいなくなってからは、当たり前ですが全てを自分一人でやらなければならず、世界がガラリと変わりました。同室の子供達とは兄弟同然のような生活を送っていたのですが、その人達も多感な年頃になり、徐々にすれ違うようになってきました。本気で殴り倒してやろうかと考えたこともありました。兄という寛大で全てを包み込むような存在を手本に、兄役を頑張りましたが、本質的に私は次男末っ子で、弟の面倒をみるなどという芸当は難しかったですね。兄ってすごいと身に染みて思い知らされました。
今では、私もいいおっさんになり、お兄さんと言ったら誰もかまってくれませんが、悪戦苦闘の末、私の愛?が彼らに通じたのか、今でも慕って?くれています。頭頂部の進行具合とかのチェックはされますけどね(笑)。

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