長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2011年3月31日木曜日

復興への近道

東日本大震災により多くの方が被災されましたが、日本各地で何かをしなければという気運が今もなお高まっています。義援金しかり、ボランティア支援しかり、節電しかり。でも中にはこの機に付けいり、詐欺まがいのことや車上荒らし、デマを流したりとか神経を疑うような犯罪も横行しています。
とても悲しいことですが、それと同じくらいどうかと思うことが、過剰な反応というか、復興ムードに乗じて意味のない慈愛論を振りかざすことだと思います。一番大切なのは、まごころと実行動だと思うんですよね。震災を機に節電を心がけたり、災害に対する関心を高めることは悪くないですが、被災された人のためだとあえて苦難を強いたり、娯楽などを自重することは、ただの自己満足であって全く被災者のためにならないことなんですよね。「自分たちはこんな目に遭ってるのに」なんてひがんでいる被災者など私が知る限りいませんし、むしろ被災した身なのに「復興するまで米の納入を待ってね」とか顧客の心配をしたり、文句一つ言わず無償で働く現地のお医者さん、看護師さんも数多くメディアでみました。だから、はき違えた慈愛を元に戻して、実りのあるものにしていったほうが良いと思うんですよ。震災により日本政府はがれきの撤去など多額の費用がかかり、主要な工場も閉鎖においやられたりその損失は図り知れません。経済を活性化することが復興の近道だとしたら、かえって通常通りの生活をしたり、お金の動きがあることをした方が日本社会全体が潤うと思うんですよね。さすがに贅沢は良心が痛みますから、普通に暮らすことが一番いいんじゃないかと思います。
がんばれ、ニッポン!!

0 件のコメント:

コメントを投稿