長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年7月24日土曜日

まだ自分の方がマシかな

父の経緯を改めてゆっくり聞いたら、少々違っていたので訂正しました。
また父のことと絡むと思いますが、金スマのスペシャルで後藤真希のことを取り上げていたんですよね。お母さんが1月に転落して亡くなったことは知っていたのですが、お父さんも崖からの転落事故で亡くなっていたのは知りませんでした。両親とも転落なんて不幸にも程があります。私の父も急とはいえ、ある程度の覚悟の上でのことでしたが、つい何分か前にピンピンしていた人の突然の別れなんて、想像を絶する悲しみですよね。しかも芸能人は常に人の目にさらされるわけで、人前では気丈に振る舞わなければならない。そう思ったら自分のほうが少しはマシなんじゃないかと思いました。
当然、後藤真希もお父さんからもお母さんからも、自分に残してくれるメッセージは聞けなかったと思うんです。それもそのはずで、当の本人も自分が死ぬとは夢にも思ってないですからね。いや、死んだことにさえ気付いてないでしょう。だから、どんな状況にあっても人は「万が一」のことを想定しておく必要があると思います。私は今まで自分の死んだ時とかその後のことを考えるのは、ちょっと前向きじゃないなと思い避けてきましたが、もしも生前から人に願いを託していたら、死後のことさえシナリオに描けるようになります。それはとても素敵なことだと今は思います。
私は自分の死を不幸で惨めなものにしたくない。与えられた運命に真っ向から挑み、イイ人生だったねと誰もに褒め称えてほしいのです。私の行く末は神のみぞ知る。神様のきまぐれが起きる前に、私が思い描くシナリオを世に残しておきたい。そんなことを常々思うようになり、実行しようと思案しております。
残された人の心の傷を少しでも癒してあげたい。そんな風にも思っています。

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