長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年7月1日木曜日

キムチについて

いつだったかテレビで見たんですけど、元々キムチは赤くなかったんですって。
韓国に唐辛子が伝わったのは、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際、武器や防寒の目的で持ち込んだのが最初と言われています。

たまたまそういう話をしていたら、寝耳に水の反応をされたので私の十八番であるウィキペディアに助け船を出してもらいました。やはり秀吉軍が唐辛子を持ち込んだ説が有力なものの、江戸時代に朝鮮特使が国へ持ち帰ったという説もあるそうで一概に結論は出せませんが、日本からもたらされたのは明らかです。
1900年頃の韓国料理に関する文献を見ても、キムチには刻んだ唐辛子を少々加えただけで、現在の唐辛子の粉末を用いた赤いものはまだ登場してないみたいですね。なので、赤いキムチは20世紀半ばにはじめてお目見えすることになります。韓国南部は暖かくて唐辛子の栽培に向いていること、また海の幸にも恵まれているのでオキアミなど海産物の塩辛を用いた、旨みと酸味のある赤キムチが誕生したものと推察できます。
ちなみに韓国北部のキムチは汁気が多く、汁ごといただくのが一般的らしいです。

つまり、赤いキムチは歴史的に浅いのです。
それと意外なことがわかったのですが本場韓国では、キムチの若者離れが最近目立つらしくて、子供の嫌いな食べ物ワースト1,2なんですって。韓国=キムチはもう過去の話なんですね。ただ韓国でも郷土の料理を食べさせようと甘口の子供キムチや、離乳食用に辛みを抜いたペースト状のキムチを作ったり努力しているようです。
キムチだけでこんなに書いてしまって恐縮です。最後までお付き合いくださってありがとうございます笑。

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