長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年7月26日月曜日

一部改装

ブログを少しリニューアルしました。
ちょっとデザインを変えたのと、少し遊べるようなパーツを加えました。暇つぶしにどうぞ。
ただ、例によって携帯でご覧の方は変化がないと思います。ごめんなさい。

先日、奇跡体験アンビリバボーで天才書道家・金澤翔子さんのお話をやっていました。翔子さんはダウン症というハンディを持ちながらもお母さんとの猛特訓の末、書道家として開花しました。確か他の番組でもやっていたのでご存じの方もいるんじゃないでしょうか。書道の基本である筆を跳ね上げる動作も、翔子さんに「あがる」という概念が無いために、お母さんが一緒に坂を上がったり下がったりして身体に覚えさせたエピソードがあったんですけど、言うほど簡単なことではないと思うんですよ。番組の作りもあると思いますが、子供だったら絶対に親へ反発したり、書道に恨みさえ覚えるところを、むしろ何かを達成する度に「お母さん、ありがとうございました。」と嫌がるそぶりは全然見せない。書道と娘に心血を注ぐ以上に、たっぷりの愛情で翔子さんを包んであげたんでしょうね。
一番心に響いたところは、亡くなったお父さんに対する翔子さんの受け入れ方です。「お父様は影になりました。いつでも一緒です」天国という目に見えない心の中の世界に行ったとは言わずに、いつでもそばにいることを教えるのに身体から決して離れることのない「影」を表現に選んだ、お母さんの知恵と想いに感動しましたね。それをすんなりカメラの前で言える翔子さんもすごい。何度も何度も教わったんだろうな、そんなところも私には見えました。
人の死はなかなか受け入れられるものではありませんが、年齢とか物わかりなんて全然関係ないんですね。翔子さんの言葉に勇気づけられた思いです。

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