長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2011年2月6日日曜日

合掌

…何だか最近そわそわして落ち着かないと思っていたんですよね。特別体調が優れないわけでもない、でもなかなか寝付けない、みたいな。しばらくそんな日々が続いていたのですが、昨日、母親に電話をしたら、とんでもないことになっていました。
小学生時代からの友人、タクヤ君が大腸ガンで亡くなったというのです。私の同級生ですから、37歳。こんな不運なことがあってもいいのかと落ち込んでしまいました。難病と言われたこの私が存命しているのに、何故五体満足な人が旅立たなければならないのか。病気のことも全く知りませんでしたし、彼の人柄が人柄なだけにとても悔やまれます。
タクヤ君は本当にいい人で、障害者という言葉がよく市民権を得ていない時にもかかわらず、いつも私の身体を気遣ってくれ、歩くのが辛いときは自然にカバンをもってくれたり、何度も助けてもらいました。彼のご両親もとても良くしてくれたので、きっと日頃から人助けが普通に出来るような、優しい人になれとしっかり教育されていたんだなと思いました。
とにかく、惜しい人物を失いました。残された家族のこれからを思うと切なくなってしまいますが、元気に暮らすことが一番の供養だと思って、タクヤ君の優しい心を語り継いでほしいと思います。ふう…。

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