長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2011年2月21日月曜日

家族とは

昨日、教育テレビで特集ドラマ「風をあつめて」が再放送されました。
先天性筋ジストロフィー症福山型と向き合う家族を、実話を元に演出したものです。小一時間程度では、家族の葛藤や悩みなど全て表すことは出来ないと思いますが、私は安田顕の迫真の演技もあってよく作られていると思いましたね。ごめんなさい、どうも当事者目線で見てしまうので不謹慎に聞こえるかもしれません。
健康な子供を持つことへの憧れ、何故神様はうちの家族に試練を与えるのか、仕事と介護の両立で精神的にも肉体的にも厳しい過酷な現実。劇中で我が子を不憫に思い、首に手をかけるシーンがありますが、理屈ではいけないことだと知っていながらそういう行動に走ってしまうのは、当事者でしかわからない苦しみだと思いますし、誰にも責められないと思います。
題材は先天性筋ジストロフィー症福山型と向き合う家族ですけど、家族というものは何なのかをを改めて考えさせてくれるドラマだと思いましたね。もしドラマを見て家族に優しくなれたりとか、このままじゃだめだと思う人がいたら、ドラマの元になった家族も満足なんじゃないでしょうか。

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