長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年6月10日木曜日

職人気質

私は、物言わぬ昔気質の職人になりたいです。
とは言っても、畳屋になりたいとか藍染めの名人になりたいとかそういうことじゃありません。
いつぞやのアスリートのことに続いて、また訳の分からない話になるかと思いますが、職人のストイックなまでのひたむきさと、その心意気・姿勢に美徳を感じるのです。…何度か話してますよね。ちょっと切ない気持ちのときに出てくる虫のようなものだと思ってください。
この社会では、地位向上と保守のために他人を蹴落とすなんて言うのは現実として当たり前にあるわけですが、一方職人の世界は他人様には目もくれずひさすら自分の技能を磨くのです。結果、周りを抜いたとしてもそれは実力で勝ち得たものでフェアなものなのです。人間として野心をもつことは必要とは思いますが、その野心に左右されることなく自分自身と徹底的に向き合うことのほうが大切なことなんじゃないでしょうか。
だから私は組織に生きるなんてことは性に合わないかもしれません。出世競争にもし巻き込まれたとしたら私は例え給与が安かったとしても一生「平」でいいと思います。フェアじゃないことをして得られた地位だったら一生満足に寝られないと思うんですよね。絶対夢枕に誰か立ちそうだし…
それに人のことばかりとやかく言う人間は向上心がない現れですよね。人に注意が向くほど「暇」とも言えます。そういう場面に遭遇する度に自分自身にストイックな人っていないものかと嘆いてしまいます。
とにかく、職人気質です。ただの理想ですかね…?

0 件のコメント:

コメントを投稿