長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年6月1日火曜日

文武両道

文武両道という言葉があります。
文字通り、文学と武道二つのことを両立させる意味ですけど、もう十年以上も前にある人からこの言葉について聞いたイイ話があるので、今日はそのことを話したいと思います。
同室の人が高校卒業後に患者自治会の活動をはじめたのですが、一年間やってみて自分の時間がなかなかとれないので「もう辞めようか」と迷っている時、ある人が「文武両道、忙しさに身を置く方がむしろ時間を無駄なく有効的につかえるんだよ」と言いました。言われた本人にはどう響いたかわかりませんが、私には格言のようなとってもためになる話が聞けたと思いました。
確かに勉強もダラダラ長い時間やるよりも、目標を定めて短時間でやったほうが身につくし、忙しい身の上の人は総体時間がありませんから、物事の優先順位を決めて何にどれくらいの時間を割けばベストなのかを考えます。…おのずと能率もアップするというものです。
正直なところ、この話に触れる前までは「自治会って忙しいんでしょ?」とか「一銭にもなりゃしない」とか自治活動の忙しさを取りざたされると言葉に詰まっていたのですが、時間なんてものは自分のさじ加減と裁量でどうとでもなるんですよね。忙しさを打破できる有効策も探せないだけでどこかにあるかもしれません。会で経験したことも、糧となったのか無駄だったのか自分の感じ方次第でいくらでもお金以上のモノに変えられるはずなんです。
…文武両道。話してくれた本人もどこで聞き耳を立てていたんだと思うかもしれませんが、ためになる話はどんな形であれ、ためになるんです。こういう盗み聞きなら、バチもあたらないですよね?

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