長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年6月22日火曜日

まずは舐めてみる

私は昔、何でも「舐める」子供でした。
その範囲は口に出来るものに留まらず、命の危険のないものはまず舐めてみました。例えば…

虫さされのムヒ軟膏…舌がヒリヒリした。
キンカン、メンターム…ツーンとした。
テントウムシが尻から出す茶色の汁…苦かった。
イナゴが口から出す醤油状の汁…苦かった。

舐めたものと感想を並べてみましたが、覚えていないだけで他にもありそうです。虫の汁はほとんど苦いのが特徴ですね。昔は外来種など居なかったから大丈夫でしたが、今なら南米あたりの昆虫とかもいるので猛毒とかで死んじゃいますよね。
舐め癖は実は母にもあるんで完全に遺伝だと思ってます。ある夏の日、突然焦げ臭い匂いが部屋中立ちこめて、何事かと思ってたら30年使い続けた扇風機が突如止まってしまったのです。どうやらモーターが焼き切れたらしく、いわば天寿を全うしたのです。で、その周辺を見たら謎の白い粉がこんもり盛り上がっていて、多分プラスチックがこすれたものだと思うんですけど、アレは確実にNGなものなのに母は指にとってペロッと舐めたのです!

ペペッ!!

まあ当たり前のリアクションですけど、齢70歳の良識のある人間が行うことではありませんよね。私の舐め癖はこの人ありきなんだと痛感したのを鮮明に覚えています。
テロリストが謎の液体や粉を我が家に置こうものなら、母は確実に死ぬでしょうね。

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