長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年6月11日金曜日

威風堂々と

昨日の職人気質の話に関連して、今日もめんどうな話をします。
人は窮地に陥ったり自分の立場が危ぶまれると、訳の分からない行動に出がちですよね。それはあまりにも滑稽で、周りから見たら「あの人は何をテンパってるんだ」と不思議でしょうがありません。実は私にもそういう経験があって、ある時私の中でとんでもない事態が発生し、焦るあまり普段は絶対間違えないはずの大事なデータを消してしまいました。あわあわしてテンパってたら、「しっかりしろ!」と声をかけられハッと我に返ったことがありました。
自分のしていることに自信がなかったのもあったんですけど、冷静になってみたら人に恥じることは一切していないし、誰に批判されたわけでもないんですよね。疑心暗鬼の中で不安感にあおられ、独り相撲をしているに過ぎませんでした…。そこで得られた教訓は、あらゆる状況においてもあせらずに山のようにズッシリ構えているぐらいのほうがイイということです。自分を見失うことは事態の悪化を生むだけで解決の糸口すら見いだせないんですよね。だったら事態をまずはぐっと受け止め、ダメージを最低限に食い止める方に力を注いだほうが好転していくに違いありません。
私のような「雑魚」は疑心暗鬼もテンパりも当たり前ですけど、著名人や専門分野のエキスパートなど巷を騒がせてる人たちはそんなことではいけないと思うんですよね。批評家は後を絶えず、でも支持者だって大勢いるのです。そこは第二の自分を演じてでも威風堂々としていてもらわないと「ぶれてくる」というか幻滅してしまうわけですよね。尊敬している人や信頼を寄せている人なら尚更です。でも見ている人はきちんと見ていますし、多少のことは気にせず邁進してほしいと思います。そこに付いてきた人、叱咤激励してくれる人、手をさしのべる人、形はどうであれ支えてくれる人がいるはずだし、それが本当の理解者だと私は信じたいですね。
…私は人を叱咤激励出来るほど強くはないですけどね。

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