長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年8月11日水曜日

いさおアニキ

現在、BS2で銀河鉄道999の傑作選と制作秘話が特集されています。
ただの漫画でしょと思う方もいるかと思いますが、その作り手のこだわりたるや、並々ならぬものがあります。まさにオーケストラでも演奏するようなスケールで、子供向けというよりは映画作品を手がけている感じですよね。作者の松本零士をはじめ音楽プロデューサーや制作スタッフすべての人が、少年のように目をキラキラさせながら、銀河を、宇宙を語るんですよ。そんな大人なんてそうそういませんよ。
主題歌・エンディングテーマとも、宇宙戦艦ヤマトで一躍有名になった、ささきいさおが歌っています。
数々のロボットアニメソングで、子供達に力と勇気を与えてくれましたが、以外にも苦労人で、石川啄木の一握の砂ではありませんが、あまりの貧困から気持ちがすさんでいたんだそうです。「ぼくらの地球を守れ」「悪を力の限り倒せ」勇ましい叫びの中には、へこんでる自分とのギャップに苛まれる悲痛の叫びが含まれていたんですね。必死のボイストレーニングや努力が実り、ヤマトの主題歌がヒットしたささきいさおは、まさに順風満帆で、そんなときに999の仕事は入りました。

きっといつかは君も出会うさ 青い小鳥に

主題歌のくだりですけど、初めて胸を張って自分の感情として歌うことが出来たんだそうです。今までこんなエピソードは微塵も聞いたことはありませんでした。そんな謙虚で飾りっ気のない純真な歌手・ささきいさおは尊敬に値しますね。
水木一郎はアニキと呼ばれていますが、今度からささきいさおアニキと呼ぶことにします。おなじ「いさお」の名を持つ者として、誇らしく思います。

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