長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年12月5日日曜日

全員野球?

先ほど話をしていて、ふと昔の出来事を思い出しました。
私がとなりの病棟にいた頃の話です。そこは学校とは目と鼻の先のところで、学校で作っている花壇のよく見える場所でした。ある時、何気に花壇の方を眺めてたら、学校の先生方が総出で何やらやっていました。ビニールハウスの組み立てでした。多人数でやったほうが効率が良いのはわかりますが、その時は明らかに30人以上はいたので、ちょっと異様な光景に見えました。
あまりに印象に残ったので、次の日、先生に昨日のことを聞いてみたのですが先生はこう答えました。

あれは、強制的でもいいから、とにかく1人残らず全員でやることが大事なんだ。1人でも欠けるとそこに疎外感が生まれたり、人間関係に火種が生じる原因になるかもしれないから。

…結束力を高めるための手法ですね。どちらかというと人の優しさよりは、集団心理というか政治的な要素の方が強いと思いますが、確かに人間、けっこう細かいことを根に持ったりしますからね。「そんなことなんか気にしてない」と口では言っても、ストレスが嵩んでマイナスモードに入ると、あの時もこうだった、ああだったとほとんど言いがかりに近いことを思いますもんね。

これが好ましいことなのかどうかは、一概に決められないですけどね。皆さんはどう思いますか。

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