長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年12月31日金曜日

また来年もよろしく

2010年最後は真面目な話にしようかと思います。
何度も話していることなんですが、高度な技術や優れた技能、思想とかでもイイんですけど、それらのことはスタンダードになることこそが、最終的にあるべき姿だと思うんですよね。
だって、「モノ」に関していえば、低価格化してより利用者が増えたほうが更に技術は向上するし、本来意としていない新たな発展へとつながっていくかもしれません。ずっとお金持ちだけの道具にしか過ぎなかったら、誰も見向きもしないと思います。技術と言えば、例えば脳外科のスペシャリストとして有名な福島医師。彼は後身の指導に余念が無く、惜しげもなく自分の技術・知識を提供して第2、第3の福島医師をつくろうとしています。そうして螺旋階段のように延々に続いていけば、医療技術は行進を止めないでしょうね。

私自身はといえば、私という存在が何かに役立つのだとしたら応えたいと思うし、協力も惜しまないつもりではいます。人に手を差し出すことで自分にもやがて実りになって返ってくるんじゃないかという勝手な期待もありますけど。
ただ気構えや考え方は無理強いするものではないので、前面に出しすぎると周りに煙たがられますから、なかなか思うようには行きません。病棟のレクにしても「今」を取り繕うのが精一杯で、後身のことを考えている余裕がありません。でも我こそはという存在が現れたときには、いつでも後を任せる気持ちはあります。
…また同じことの繰り返しになってしまいました…。

それでは、今年一年どうもありがとうございました。また来年もエカピリオをよろしくお願いしますね。(もう明日のことですけど笑。)

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