長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年12月23日木曜日

楽しいほうの誕生会

クリスマスシーズンということで、先日に引き続きパーティーネタを。
パーティーと言っても、また誕生会の話になりますけど笑。ちなみに、今回は悲しいオチではないです。小3か小4のときのことです。あれは招待というような大それたものではなくて、「今日、おれの誕生会やるけど来ない?」みたいなノリでした。急だからプレゼントを用意出来ないと言ったら、とにかくお母さんが友達をいっぱい連れておいでということでした。友達の家には単身向かいました。他に誘われた友達は2人くらいだったでしょうか。確か兄弟も何人かいて、お母さんが仕切ってる感じだったと思います。私はバースデイケーキのロウソクを消して、ジュースを飲みながらプレゼントを贈って…というのを想像していましたが、実際は違いました。なんと生寿司を囲んでのものでした。よそ様のお宅で生寿司を食べるなんて、ぜいたくな気分でしたね。でも今になってよく考えてみたら、誕生会を口実にお昼をごちそうになっただけともとれますよね。私の場合手ぶらですし。
…お寿司もそこそこに誕生会も終わりが近づき、子供のお腹にちょっと小腹が空いたかなというとき、「よっ、待ってました」的なそこの家族ならではの恒例のことが始まろうとしていました。バケツのような大きな入れ物から、みんなに振る舞われたのは、グリコのペロティでした。ペロティは当時誰もが食べる定番のお菓子で、まずスティックにアメがコーティングされていて、アメを舐めきると下の層にあるガムが食べられるという一石二鳥の画期的なものでした。きっとお母さんの機嫌がいいときにご褒美として用意してあるんですね。弟たちはそれを悟って「よっしゃ」てな感じになったんですね。
誕生会でお寿司とペロティを出してくれたウチ、と私の心に焼き付きました。しかし、この何年か後に「二度と友達を連れてくるな」事件に遭遇するとは夢にも思わないピリオ少年でした…。

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