長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2011年1月2日日曜日

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JINの7話目まで見終わりました。
ストーリーは、恋人を植物状態にしてしまった脳外科医・南方仁が、幕末の江戸へタイムスリップするという奇想天外なものです。仁は素性を隠しながらその時代にはあり得ない、現代医学を駆使して人々の命を救います。
さて、そんなJINでありますが、今日取り上げるのは、仁が居候している橘家の若き武家当主、京太郎です。彼は軍艦奉行・勝燐太郎に師事し弟子として秘書的な仕事を担う傍ら、仁の身辺警護を任されるのですが、仁の人並み外れた医術に触れ、自分の存在が小さく見えてきます。追い打ちをかけるように同じく勝に師事する坂本龍馬のカリスマ性、行動力に圧倒され、すっかり自信を失ってしまうのです。
…何だか自分と重なって、泣けてきてしまいましたね。私も似たような経験があるからです。でも散々悩みましたがやっぱり違うんですよね、器が。大きさもさることながら色形がそれぞれまるっきり違うことに気づいたんです。自分じゃなければ出来ない何かがあるんじゃないかと。そしてある人に言われた一言に救われました。
「あなたは、人を“助ける”人間だ」と。助けるなんてたいそうなことをしてるつもりはないですが、相手を言い負かしたり優位に立つことよりは、多少損をしても歩み寄りたい気持ちの方が強いかもしれません。ただ、中には距離を詰められることが嫌な人、反骨主義がステータスだという人もいることも最近は学び、距離感を持つことも優しさのひとつなんだと思うようになりました。…周りの目にはどう映っているかわかりませんけどね。

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