長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2011年1月5日水曜日

神仏

一昨日「教科書では教えない日本の謎」という特番をやっていました。
その中でもメインで扱われていたテーマが「何故日本では、神と仏の両方を祀るのか」です。そもそも古来の日本では自然を崇拝し、それぞれに宿る神を信仰しており、そこへ外国の新興宗教としてもたらされたのが仏教なのであります。その広め方が実にしたたかというか、時の権力者が天皇中心の政治体系と仏教の体系・教えをなぞらわせて、巧みに政治へ盛り込もうとしたわけです。奇しくも当時の日本は怨念や亡霊に誰もが恐れおののく時代であり、自然崇拝での神様はおぼろげな存在だったのに対し、仏像や観音像など信仰対象が具現化している仏教信仰は言わばうってつけだったようですね。
明治維新になってキリシタンなどへの宗教弾圧も無くなり、政治と仏教が完全に切り離されたものの、その信仰だけが世に残る形で、神道と仏教が混在した今の姿があるということですね。救われたいすがりたいという当時の民の純粋な心を思うと何だか複雑な気持ちになりますね。
もし、解釈とかが微妙に違っていたらごめんなさい。

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