長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2011年1月30日日曜日

代償

昨日のサイエンスミステリーで色々な脳の症例をとりあげてましたが、場所が脳なだけにいくら医療技術が進んでも、なかなか踏み入れられない領域みたいですね。食欲を抑制できない障がいで悩む女性は、電極を脳に埋め込んで食欲を封じる変わりに、活発だった自身の明るい性格をも閉ざしてしまいました。医療的にはめざましい一歩だったかもしれません。本人も長年の夢が叶って病を克服できた。でも明るいお母さんを失った家族の代償はあまりにも大きいと思いました。
先日の私のブログと大いに関連しますが、ハンディを背負いながらもそれを個性として捉えて懸命に暮らすことのほうが、人らしい生き方のように見えましたね。当然、病気は治るに越したことはないですけど、私は病気が治る代償に人格が変わるのだったら、そんな治療は嫌ですね。…人のトラウマとか深い部分のことだから、一概に私の考えが正しいとは言えませんですけどね。少なくとも病気が治っても気持ちが暗いんじゃ、あまりにも切ない気がしました。

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