長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年4月13日火曜日

村十分

フジテレビはドラマ・不毛地帯、特別企画ドラマ・わが家の歴史と、昭和の日本を題材にしたドラマを最近見ることが多いのですが、戦中戦後の激動の時代ですけど、誰もがたくましく生きていてイイですね。
モノもお金もなく荒削りで、今とは比べものにならない不便な世界。でも人と人の絆は固く、ガキ大将や顔に傷がある人にも人情があり、日本古来のしきたりとも相まって秩序が守られていた様な気がします。

細かい話ですが、自宅の向かいにアパートがあるんですが、今じゃ普通なんでしょうけど同じ町内に居ながらにして、町内会に入っていないんだそうで私は実におどろきました。現代人は忙しいから… アパートのほうで対応するから… そんなバカな! 周りのご近所だって家庭の仕事とか忙しい中でも、近所づきあいと思って挨拶交わしたり、せめて町内会費だけでも入れようかとか、考えて生活しているのです。その根幹たる最低限のモラルが要らないとはどういうことでしょうか。せめてアパート住民一人一人の意思でで決めて欲しいですね。去る者は追わず。でも去る前から引導を渡す体質はいただけないですね。

村八分 この言葉は周りから総すかんにあうことですけど、残りの二分だけは助けてやろうとの最低限の情があります。それはお葬式と火事です。町内会長さんは言いました。「亡くなったあの人のお宅は、会費を一銭も払わなかったから、葬式はあげられない」と。近所づきあいも町内会とも疎遠となった人の末路は、線香を上げてくれる人も、厄災から身を案じてくれるひともないひっそり寂しいものでした。
村十分…現代社会が生んだ、歪みのひとつですね。古き良き時代は戻ってこないんでしょうか…

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