長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年4月18日日曜日

エコピリオの挑戦

昔、病院でリハビリの一環として、デコパージュという手工芸品をつくっていた時期がありました。
木材などに装飾を施して表面にコーティングをかける、元は廃材を利用した工芸らしいですが、ほとんどの人はデコパージュ用のキットで作っていました。様々な形に切り抜かれた木材に色を塗り、雑誌の切り抜きとか好きな物をかいたり貼り付けたりして、タオル掛けやティッシュケースになるキットもありました。

ただ、私は「元は廃材を利用していた」ことを小耳に挟んだので、ペン立て代わりに無造作に使っていた空き缶をもうちょっと見栄えのイイ物に作り替えれないかと思って、リハビリの門?を叩いたのです。
表面に貼り付けるモノは決まっていました。ファミコン誌にあったドラクエⅠのチラシです。
まず手始めにやってみたのですが、あれ? 色が載らない? 普段は木しか使わないのでアルミは相性が悪いようでしたが、作業療法士さんが缶に色を載せるための下地を探してくれて、苦心の末に何とか完成出来ました。私が作ったオリジナルのドラクエグッズです。大げさですが世界に二つと無いモノが出来たのです。
すっかり気をよくした私は、二作目ドラクエⅡのペン立ても作ることにしました。しかし、切り抜いて缶の表面に貼ろうとしたら、勇者の剣が長すぎて缶からはみ出るではありませんか。カラーコピー機もスキャナもない時代でしたから縮小も出来ず、泣く泣く剣を短く切るハメになりました…
さすがにドラクエⅢは作りませんでした。ペン立てはいい加減三つも要らないので。
ちなみに、その作品は私が病棟替えのときに処分してしまいました…。そもそもリサイクル品ですから、元は十分に取りましたしね。

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