長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年4月15日木曜日

ジンギ無き戦い

年甲斐もなく書きますけど、今日の夕食は病棟で調理してくれる「病棟調理の日」で北海道ならではの焼き肉、ジンギスカンであります。いつもは飽きる人とかのために牛とラム、二種類の肉を用意してくれていますが、今回はラム肉オンリー。私はそのほうが良かったですけどね。

そういえば、こんなことがありました。ジンギスカンを美味しく食べるのには、私的には野菜を鍋に敷き詰めて、その上でラム肉を焼く「蒸し焼き式」が美味しいと思います。肉も焦げにくく、軟らかく仕上がります。
鍋奉行とまでは行きませんが、このやり方を守るため、私たちは最初に野菜を並べることを強く推奨しているのです。蒸し焼き推進委員とでも言いましょうか。
あるとき、推進委員に暗雲が立ちこめる事件がありました。ある人のお父さんが焼くのを手伝ってくれたのですが、その人はジンギスカン鍋のドームの頂点部で焼く、ノーマル側?の人間だったのです。当然の焼く方だと言わんばかりの手際で、あっという間に野菜は縁に追いやられ、肉が直接鉄板の餌食になってしまいました。
このままではいかんと、ノーマルが席を外したのを(もはやお父さんは、ノーマルと呼ぶことにする)見計らって、野菜でドームを埋め尽くします。よしこれでOK…と思いきや、再登場のノーマルが野菜を端においやります。

蒸し焼き開始 →ノーマル登場・野菜よける →ノーマル退出・野菜戻す →ノーマル登場・野菜よける…

エンドレスのジンギ無き戦いは、蒸し焼き推進委員側が譲歩する形で幕を閉じました… 鍋奉行の牙城を崩すことは出来ませんでした。 

今日のは何タイプだったのかわかりませんが、ジンギスカン鍋という名の戦場で確かにその合戦は行われたのです。このことは、歴史の生き証人として後世に語り継いでいきたいと思います。過ちを二度と繰り返さないために笑…

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