長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年4月26日月曜日

父さんのヒゲ



私は小学生の頃、バーバパパが好きでした。今は携帯のCMに出たり何かのグッズでちょいちょい姿を見ますけど、元々はフランス語圏でつくられたアニメ作品であります。日本語版ではのび太とスネ夫の声優が吹き替えを担当していて、この二人が登場人物全ての声を演じていました。ちなみにバーバパパとは英語発音で、本来のフランス語発音ではバルパパと言うんだそうです。意味は「父さんのヒゲ」なんだとか。差し詰め、親しみのある大らかな存在ってところでしょうかね。かくいうこの私も大らかで心優しく、人のために一生懸命なバーバパパに癒された一人です。
バーバパパは、普段はひょうたんみたいな姿をしていますが、あらゆる物に形態変化させることが出来ます。洪水の時はボートになって人々を助け、火事になったらハシゴになって駆けつけ、ポンプになって消火する。友達のフランソワを乗せて気球旅行にも連れて行ってくれる。決してその能力は悪用せず、文句も言わず奉仕する、心優しき男?なのです。
でもパパは、心の中でどこか寂しいものを拭いきれず、旅に出ます。自分と同じ仲間を探す旅に。確かに生きとし生けるもの、一人では生きていけませんよね。そして、ついに世界のどこかで仲間に巡り会うことになります。名前はバーバママ。これは運命も運命、超運命です!
かくして赤いロープ、もとい赤い糸でつながれた二人は、寄り添って生活することになりました。そう、結婚です。
そして、四男三女の子宝に恵まれて、世にも不思議な家族が誕生します。全て同時に誕生したので兄弟関係ではありませんが、色んな色の個性豊かな子供たちが新たなストーリーを創っていくのです。発明家のバーバピカリ、動物好きのバーバズー、トレーニング好きのバーバブラボー、毛むくじゃらだけど芸術家のバーバモジャ、女の子はおしゃれで踊り好きのバーバベルに、読書がすきでしっかり者のバーバリブ、歌と楽器が得意のバーバララ。彼らの紹介だけでも楽しくなります。一人をウィキペディアで調べた以外は全部覚えていますから、その好きぶりはわかってもらえることでしょう。
私は発明家のピカリが好きでした。役に立たない発明ばかりでいつも爆発してしまいますが、その無謀ぶりがイイんですよね。「変身すればいいのに」とは確かに思いましたけどね笑 それとモジャも捨てがたいですね。毛が生えているために変身してもクオリティが低いんですよ。それに加えておっちょこちょいで、他の仲間に遅れをとってしまいますが、ピカイチの芸術センスを持っている。誰しも何かしら人にはない優れた才能があると勇気づけてくれます。
…ピカリとかモジャとか髪の毛を連想させるものばかりですけど、本人の願望とかそういった意図はありませんので、あしからず笑

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