長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年5月27日木曜日

マーフィーの法則

十数年くらい前に「マーフィーの法則」なる本が流行りましたよね。
私はきちんと読んだ口ではありませんが、工具を落としたら必ずつま先にあたるとか、モノを探していたら普段は目につくのにそういう時に限って見あたらないとか確かそんな内容でしたよね。
私によくあることは、普段は沢山してほしい用事があるのに、いざ看護師さんに「何かありませんか?」と聞かれたら特にないのです。正確にはないわけじゃなくて、忘れてるだけですけどね。しばらく経ってから「あ!! しまった!!」となるわけです。
それと別バージョンで自宅へ帰省している時のことですけど、父が「何かないか」とか「食いたいものあるか」とか聞かれる時に限って、何にも用事がなくてお腹も空いてないんですよ。正直なところ父のタイミングも悪いのでしょうがない部分もあります。あと数分で食事というときに、りんごを剥いて持ってきたり(高倉健並の不器用さで)、ティータイムの後に「こぶ茶飲むか?」とかそんな感じで。あまり連続で断ると「おまえは、おれの出したやつは何も食べないな」と言われるので、適当な段階で受け入れますけど、まあバツが悪い。何かしてあげたいという気持ちだけは強いんでしょうけどね。
逆に絶妙のタイミングで声をかけてくれるのが母ですね。なんとなく小腹が空いたなと思うとパッと何か出てくるんですよ。多分その様子をみて父は、昔話のとなりのおじいさんみたいに「よし、おれも」と思うんでしょうね。私も父の血を引いているのであまり偉そうなことは言えませんが…

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