長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年5月30日日曜日

世界の孫悟空

現在、ドラゴンボール改と称して再放送(便宜上、あえてそう言いますね)してますが、そもそも私が12,3歳のときからやっている古いアニメなのに、あの世代を超えた人気ぶりは一体何なんでしょうかね。CS放送でやっていたりゲームが何作も出されたりと何かと目につく機会は多いものの、あの不動の名作、キン肉マンや北斗の拳ですら、今の子供たちを虜にするまでの人気はないですからね。北斗の拳は完全に男向けでともすれば男でさえ気持ち悪いと敬遠したりしますけど、ドラゴンボールを批判する人は滅多にいませんよね。その人気ぶりは誰もが認める、日本が誇る世界のドラゴンボールです。

まず、実在の世界と異なる独自の世界観ですから、ファッションとか流行に左右されることがない分、古くささやダサさみたいなものがないんですよね。日本テイストも一切無いので何にも染まっていない分、国際的にどの国がみたとしても普遍的で、かつ新鮮に見られるんだと思います。
それと他のシリアスものと違って、常に遊び心がある。ちょっとしたドジで窮地に立たされたり、ふっと笑いをいれることで息抜きが出来るところも魅力なんじゃないでしょうか。作者の鳥山明本人でさえ展開の読めない、良い意味で人の期待を裏切ってくれるところもイイですよね。悪くいえば行き当たりばったりで、後からつじつまが合わなくるのは日常茶飯事ですが、そのフォローを読者側で考えるのも楽しいし、だいたい人のどんな願いも叶えてくれるドラゴンボールというアイテムがある以上、何でもありですよね。最早「死」さえ何とかなるメチャメチャな世界なので、あれだこれだと言っている暇があったら、孫悟空は悪党にかめはめ波を一発でも二発でもぶちこんでいればイイんです。

私が人生のバイブルとさえ言ってもいい北斗の拳とは対照的なドラゴンボールですけど、そういう「抜いた」ものがあればこそシリアスものも生きるし、誰かがベタベタな王道を進むからこそ鳥山明ものびのび描いていられる。そんな風に私は考えます。ドラゴンボール本編はとっくに終わっていますが、北斗の拳のラオウはもう二度と甦らないけど、悟空はいつでもひょこっと現れることが出来る。今の人気再燃に作者鳥山明も触発されて、続編でも新作でも描いてくれませんかね?…私はちょっと期待したいです。

…みんな、オラに☆を分けてくれ!!

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