長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年3月14日日曜日

台湾はマンゴー型


大きな地図で見る

今日は母が面会に来たのですが、台湾で生まれたことは聞いてましたがあまり詳しく知らなかったので、もう少し聞いてみることにしました。
母方の祖父は成人を迎えたのを機に台湾へ渡り、電気工事技術を学ぶかたわら現地で知り合った日本人と結婚し、二男三女を設けました。ちなみに母は次女であります。日本が敗戦を迎えた昭和23年、10歳のときまで台湾は塩水【えんすい】というところに住んでいました。祖父は農業でもして生涯を台湾でのんびり暮らそうと考えていましたが、日本軍は台湾の人々に対し非道い仕打ちをしてきたらしく、敗戦後このまま台湾で暮らすことは「危険」と判断し日本人のほとんどが本土へ引き上げたということです。

今思うと、「敗戦」「本土」「引き上げる」など死語同然ですよね。つかっててなんだか違和感あります。でも言葉は死語でいいですけど、その歴史は忘れちゃいけませんよね。戦争経験者で存命の方も年々少なくなっていますし、知り得た人はさらに後世へ語り継がなければならないと思います。私たちには罪はないのかもしれない。むしろ戦争によって多くの命を失われた犠牲者であります。でも中国人や朝鮮人への仕打ちは我々と同じ日本人がやったことなのですから、その重みも受け止めなければなりません。
ただ、平和の象徴であるスポーツの世界にだけは持ち込んでほしくないですね。そこだけは上下関係や利害のない神聖なものであってほしいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿