長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年9月3日金曜日

イニシアチブをとろう

昨日話したかった重いこととは、「したたかに生きる」ことについてです。
私は昔からバカ正直な人間でした。正攻法が全てという感じで、すぐに横やりを入れられたり、足下をすくわれて結果嫌な思いをしたりすることがほとんどでした。
ある時も自分なりの正義で物申したら逆にしっぺ返しをくらい、私はいたく落ち込みました。その頃は体調が崩れていたのも相まって心も体もボロボロになり、1,2ヶ月ほど病床に伏せていたのですが、そんな時、意外にもしっぺ返しをくれた存在が、その人が周りに隠しているであろう、コンプレックスとさえ言えるウイークポイントを私だけに見せてくれたのでした。「みんな個々に悩みや弱点を抱えながらも、懸命に生きている」そう教えたかったんだと思います。アドバイス自体には善意を感じましたから、それはそれでありがたかったんですけど、さすがに「あなたも私の悩みのタネなんですよ」とは言えませんでしたね。その人とのやりとりから私なりに学んだことは、ずるく、しぶとく、したたかに生きることの大切さです。人を陥れたりとかするわけではなくて、手をこまねいているうちに悪者にされるぐらいなら、イニシアチブをとり多少のずるさを持って展開したほうが、結果的に相手のためにもなることだったらイイんじゃないかということです。
生来の私の性格ですので、思うほどのことはなかなか出来ていませんが、最近、適材適所にこの考え方が生きていると我ながら自負しております。…それでも、貧乏くじ引いちゃいますけどね笑

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