長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年9月22日水曜日

かわいそうなおじさん

今日は、落雷を想定して自家発電装置の院内点検作業が行われました。
そのため一般電源は使えず、午後は何もせずにベッドの上でじっとして過ごしました。奥にしまい込んだウォークマンを引きずり出し充電までしていたというのに、病棟中がバタバタしていて音楽を聴いている気分にはちょっとなれませんでしたね。まあこの日頃の点検のおかげで、非常時でも安定した電源が供給され、特に24時間呼吸器の人は安心して呼吸が出来るわけですから、文句も言っていられないですけどね。皆さんに感謝です。
夜中に停電や災害になったら、我々の安眠が妨害されるだけでなく看護師さんも右往左往して大変ですが、対応に追われる守衛のおじさんもとんでもない事態になります。現状把握のために一刻も早く現場へ急行し、非常放送設備があるであろう二階へ瞬時に駆け上がり、マイクに向かって所定の文章を読み上げる…マニュアル通りでしょうけど、定年を迎えた肉体にはあまりにも無理がありそうですね。
「はぁはぁはぁ…ただいまの…はぁはぁ…瞬間停電により…ぜぃぜぃぜぃ……自家発電……」息は上がったままだわ、辿々しい口ぶりだわで、おじさん、死ぬんじゃないかとこっちが心配になりましたよね。ある意味災害の危機感だけはリアルに感じましたけどね。
でも、結果は誤報か何かだったように覚えてます。かわいそうなおじさん…

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