長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年11月6日土曜日

考えられない

よくドラマとかで戦中・戦後の日本を題材にしたものってありますよね。先日の99年の愛しかり。
それで、家が貧しかったり身寄りがなくて親戚の家に預けられて、そこの家族にいじめられるシーンとかよくありますけど、本当にそんな家ばかりだったのかと疑ってしまいますね。昔はほとんどの家が裕福では無かったろうし、大家族だから食いぶちが一人ふえることはえらい負担になったとは思いますが、たかが子供に大人が容赦ない一言を浴びせて、良心は痛まないのかと。自分の母をベースにして想像するんですけど、親戚の子にひどいことを平気で言ってる姿は全く浮かんできませんもんね。母がそんなこと言い出したら止めるだろうし、もし満足に食事を与えてなかったら、私は自分の分をあげてると思います。一方がひもじい思いをして、自分だけ良い思いしてるなんて耐えられませんよ。…脚本家の脚色といえばそれまでですけどね。
私の母は戦後、祖父の実家がある山形へ引き上げてきて、中学から二十歳くらいまで炭坑の町で暮らしていましたが、長屋のような社宅だったので、人とのコミュニケーションを大切にして助け合いの精神をもった、豊かな人間が自然に形成されていったような気がします。その母といじめるおばさんを同一線上に考えること自体、無理がありましたね。
99年の愛で親戚にいじめられる川島海荷をみて、杉田かおるをぶん殴ってやりたいと思ってしまいました。魔王にみえました。

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