長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年11月15日月曜日

大衆を笑顔にする

以前話していた、冬のレクが三択クイズに決まりました。
ビンゴの要素を織り交ぜるとかなんとか豪語しておりましたが、それはまたの機会に考えることにしました。今回はチーム戦です。正解数によってボーナスが加算されていく、シンプルだけど逆転も可能なゲームになりました。私は回答を集計する役目になりまして、今度は計算ミスが起きないようにしようと秘かに意気込んでいます。とはいえ、ポテチの増量程度のものですけどね。
話は少し変わりますが、先日、ちょっと話になって「なるほどな」と思えることがありました。人は何のために努力したり仕事をしたりするのか。その行き着く先は何か、ということです。当然私腹を肥やしたり、生活のためだったりするわけですが、最終的に大衆を喜ばせたり笑顔にすることが人として成すべきことなんじゃないでしょうか。
例えばノーベル化学賞を受賞した鈴木さん。はじめは自身の探求心による、独りよがりのものでしか無かったかもしれませんが、日の目を見たことで世界は一変します。そして将来有望な若者へ惜しみないエールを送りました。他者に評価されたからこそ研究成果が活きたのだろうし、今度は自分の笑顔を人へと向けようとしているわけです。やはりそのために人は頑張れるんじゃないかなと思いましたね。
私は、自分の夢はという問いかけに答えられるほどの信念はありませんが、人に役立ちたいとだけは常々考えています。細かい話だと看護学生の実習に協力して欲しいと言われたら、身をもって応えたいと思っています。私は心ない人から「おまえたちは税金ドロボーだ」と言われたことがあります。納税の義務は国民として家族がしっかりと果たし、社会福祉の名のもと認められた権利に乗っ取って、施設に入り障害年金をもらっています。今となっては医療費も払っていて、そのようなことを言われる筋合いは一切ありません。だけど他人に世話になる以上、そこを強く言われたら声を大に出来ない部分もあります。なので今度は人から受けた施しの分だけ、社会に貢献したいんですよね。何を語るわけでもありませんが、私の身ひとつでまた一人の看護師が誕生し誰かがその恩恵に与るんですから、とてもやりがいがあります。
長くなりましたが、笑顔が置き去りになっている今だからこそ言いたかったことです。

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