長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年11月16日火曜日

よいしょ!!

昔、私が在学中に餅つき会なる行事がありました。
地元の青年団が毎年冬の時期に来校して実施される恒例行事で、ついた餅はその日のうちに大福にして病棟にも配って、みんなでいただきました。でも当の本人達はあまり喜んでいませんでした。今思うと忙しい時間を割いて来ていただいているのに失礼極まりない話ですが、当時の学校は今に比べると大所帯で、下は小学生から上は高校生まで全ての年齢層の趣向に合わせるのは難しく、行事の中には幼稚過ぎて面白くないという人もいました。確かにもちつき会の「よいしょ、よいしょ」は多感な年頃には恥ずかしかったかもしれません。その気持ちもよくわかりますが、実は相手の気持ちも考えないで、餅つきを幼稚だと感じること自体が、幼稚なことだということに、気づけませんでしたね。
今、もしも餅つき会をという話が浮上したら、みんな喜ぶんじゃないでしょうか。私も声を大にして「よいしょ!!」ってやると思います。さすがにお餅は医療的にもまずいでしょうけどね。でも雰囲気を味わうだけでも満足出来るような気もします。どんな行事だって無くなれば寂しくもなるし、私のように懐かしむ人間も出てくるんですね。
今ある行事に不満のある方、行事そのものが無くなってしまっては元も粉もないので、みんなで盛り上げられるように一緒に考えましょう。

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