長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年10月7日木曜日

エコという善

今日は、私が言うのも口はばったいのですが、北海道大学名誉教授・徳田昌生氏を講師に招いての講話会が行われました。エネルギーの再利用についてがテーマでした。
奇しくも日本人2人の2010年ノーベル化学賞受賞が決まったわけですが、徳田氏は鈴木章氏と根岸英一氏の両氏と面識があり、鈴木氏の言わば教え子的立場の方なんだそうで、連名で共同研究したこともあるんだとか。きっと我がことのように嬉しかったんじゃないでしょうかね。講話のスライドのトップで誇らしげに語っていたのが印象的でした。受賞されるまで鈴木氏の名前も研究も私含めほとんどの人が知らなかったのが現状です。勝手な想像ですけど、日の目を浴びずひたすら研究に打ち込んだ日々。それが認められ一躍時の人になったのですから、化学分野のみならず日本で何らかの研究に携わる人々のよい励みになったと思います。
講話のほうは当然難しい話もありましたが、私が知らなかった新エネルギー利用技術や仕組みとかを教わりました。エネルギー発生時に排出されるCO2を海底までパイプラインで運び、圧力をかけて地中へ埋める?技術や、凧のように遙か上空に浮かばせて得る風力発電とか、もしかしたら一般常識なのかもですけど私は初めて知りましたね。
話はズレますが時代は脱地球温暖化・CO2減少で企業や世界各国がこぞってエコエコ言ってますけど、爪楊枝ひとつとってみても、森林が伐採されるからダメだと言い、エコは善、他は悪みたいな構図ですよね。でも消費者一人が爪楊枝を買わなくしても、店にストックされている物はあるし工場ではどんどん作られている。まずは生産量を減らさないと解決にならないと思います。でもそうすると企業の利益も減ってしまう。例えば200本を100本に減らして同じ値段で売れば、企業の腹も痛まないし木の伐採量を減らせるのかなぁと。消費者の腹は当然痛みますけどね。国民全体がエコには手間とお金がかかることを覚悟し、人のためには身を削ることもいとわない豊かな人間性を形成しない限りは真のエコは望めないんじゃないでしょうか。
…何でも効率化重視で価格競争が当たり前のここ日本では、実現はほど遠いですよね。そう言いながら、私はさらに低価格の物を探そうと、今日も通販サイトをはしごしてまーす笑
私はエコしてないから、イイんです!!

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