長年病院暮らしのエカピリオが、くだらない話をします。



筋ジストロフィー症、そこそこのお歳です。



※「ピリオ」命名:白黒音夢さん


2010年10月27日水曜日

連携って…

昨日、札幌や伊達とかで積雪になるほど初雪が降ったんですね。またも間抜けなコメントをしてしまいました。もうちょっとニュースを見なきゃだめですね。
そういえばNHKで、だんだん奄美大島の被害状況が明らかになってきたということで、福祉施設の職員とレスキューとのやりとりが納められた記録テープが公開されました。みるみるうちに水位が上がってきて、レスキューが「道が寸断して救助にすぐに行けない。屋根に上って待機してください」と指示しました。屋根に上がることだけが助かる方法だなんて、想像しただけでもコワイですね。私の病院は陸の高いところにあるらしいので、水没する可能性は低いとのことですが、もしも自分のところで起こったら死を覚悟しなければならないと思いました。
現在の全国の各自治体がとっている災害対策、とりわけ洪水については過去の降雨記録をもとに作られていて、今回の奄美大島のような記録的豪雨を想定されてはいないんですよね。専門家は「災害対策を異常気象を含めたものに転換する時期に来ている。福祉施設などの救助はとても職員だけの力では対応出来ない。近隣住民との連携が不可欠だろう。」と話してました。でも、自分自身や家族だけでも精一杯の状況で他人様の手助けなんて出来るんでしょうか。自治体の職員でさえ使命と家族とを天秤にかけて、そのギリギリのところで対応してることでしょう。道路も連絡手段も絶たれ、文明の利器がほとんど役に立たない最悪の事態。仮に普段ひいきにしてくれる近隣の方々がいたとして、その人たちが助けに来てくれないとしても、誰も責めることはできません。大きめの救命ボートを何個も用意しておくとか、そういう感じのことのほうが対策として現実的な気がしました。

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